「黒朱雀になるのを恐れているなら、私が止めてやる。だから、もう行くな。」




「その時がきたらお話することがあります。」 スジニはアジクを姉の子だと紹介した。「まだ(名前がない)」という意味。

そして、スジニの帰りを待っていた人たち。







高句麗軍に迫る火山会とホゲ。火山会はコムル村を襲い、神器を奪った後、アジクを連れ去る。なぜアジクを火山会は狙うのか。動揺するスジニからタムドクは聞かされる。キハがスジニの姉で、アジクはキハと自分の子であることを。「たった一人でアジクを守ってきたのか。お前に何と言ってやればいいのか。」








4つの神器と王の血をひくアジクを火山会が手に入れた今、もはや直接対決する道しかない。すべての兵を率いて、最後の戦いに臨む。命をかけて戦う尊い仲間たち。数の上では圧倒的に不利。それでも「我々は負け方を知らない。」

そして、一度も手にすることができなかったキハを愛するが故に、このタムドクとの対決の場に行くしかなかったホゲ。
















神器とアジクを手にいれ、2000年の時を経た野望を実現させようとする長老。わが子の姿を見たキハは動揺する。アジクの心臓を差し出せと言う長老は、キハの身体に乗り移った。アジクを守るため一人乗り込んだスジニ

も歯が立たない。長老とキハの死闘。長老の力が勝り、アジクの手を剣が傷つけたとき、キハの怒りが爆発する。

黒朱雀と化したキハ。キハの怒りが頂点に達する。そこで長老を倒したのは4つ揃った神器の力を得たタムドクだった。

「キハ、もうやめてくれ。さもないと私が止めなくてはならない。」

一度は、キハに弓を向けたタムドクだったが、その手をそっと下ろす。「私がやらねばならないことがやっと分かった。」

自分が納得できるやり方で、その時が来たら躊躇せずやること。タムドクは手にしていた神器を壊し、キハと天に向かって語り始めた。

「そなたを信じられなかった。私が悪かった。」

「人は誰でも間違いを犯す。過ちを悔い改め学んでいくのが人間なのだ。私は、人間を信じる。天の力を必要とするのでなく、いつか私の子孫が自分たちの力でチュシン国を作ることが出来ると信じる。」







タムドクもタムドクを守る人たちも、ひとりひとりの人間としての温かさが伝わってきました。命をかけることのできる人間としての強さも。

観終わった後の、燃え尽きた感を久しぶりに味わいました。役者さんたちも、制作に携わったすべてのスタッフの人たちも、そして観終わった私たちもお疲れさまでしたという感じ。