ホゲ軍が踏み倒して行ったキドハリの地に兵を進めたタムドク。高句麗軍に敵意を持っている中に分け入っていくのは、タムドクなりの理由があった。元は同じ百済の民。キドハリとの戦いは望まない。

タムドクの二つの悩み。一つは自分の下す決断で兵士の命を奪うかもしれないという不安。タムドクにこの胸の内を打ち明けられたコ将軍。「陛下に仕えるようになって初めて命を落とすのが怖くなくなったのです。」

そして、もう一つは国内城を出てから続く眠れぬ夜。灯りのもとで目を閉じれば、浮かぶのは去って行ったスジニの姿。(もうキハじゃない。)

街中でスジニを探し待ち続けていたチョロは、死んだように眠るスジニと再会した。生きることをあきらめているようだと医者に見放されたスジニをチョロはあの心のふるさとのような森に連れて行く。木の下で眠るスジニから感じるセオの辛い記憶。目を覚ましたスジニに声をかける。「もう起きろ。あの方がお前を連れて来いと。」

このスジニとチョロのシーン、すごく綺麗でした。