スンギに止めを刺したオスの兄。ソクジンへの恨み、何食わぬ顔で妻の待つ家に戻る。

スンギの最後を見届けたスンハがオスにスンギの携帯から写真を送った。倉庫でスンギの変わり果てた姿を見たオスは、スンハの家におしかけた。

「私がテソンで黒幕ですという言葉を聞きたいのですか。殺人者はあなたの方でしょう。友を失ってこれほど辛いのに、家族を失う悲しみがどれ程のものか分かりますか。」

「前に言ったとおり、私に会うときは私がテソンだという証拠を持ってきてください。」




壁を崩すことができないスンハにオスは語りかけた。

「生きていくことは地獄だった。それでも生きていたかったし、そうやって生きていればいつかテフンに赦してもらえるかと思った。」

「赦しは加害者が言う言葉ではない。運命は各自が選択すること。」

「すみません。心の中で何万回と言ってきた。今さら言ってすみません。でも、あなたは私が捕まえます。」





自分が起こしたあの事件から始まり、死んでいった人々の顔が浮かぶ。オスは平常心を失っていた。



「揺れないで。あなたのせいではない。少しでも食事して、眠ってください。」 電話に出なくなってしまったオスを心配してかけたヘインの言葉もオスには届かない。






オスを心配して待っていたヘインの家に訪れたのは、スンハだった。心配そうに覗き込むヘインを抱き寄せるスンハ。



事務長と初めてお酒を飲みに行ったスンハ。帰りに足が向いたのはヘインの家だった。

「違う人間になってしまう気がして、酔うのが嫌だったんです。」

オスとテソンのことを話し始めた事務長。「17歳、勇気を出すには幼すぎたし、テソンもあまりにも早く暗闇を見てしまった。一生を左右する傷。オスも12年間傷を背負い、二人とも17歳と16歳に閉じ込められたまま。」

スンハの手が震える。






スンギの死因は毒殺。オスの兄嫁といたソクジンはアリバイをごまかしていた。ソクジンに不利な証拠が次々とあがり、ついに逮捕令状がでた。ソクジンではないと信じたい気持ちと、何かを隠しているソクジンに対する不信感の間で悩むオス。そして、ソクジンの取調べが始まると、弁護士としてスンハだ現れた。



ヘインは前に見た残像で、老人が口にしていた言葉が浮かんできた。スンハという名前、どこか引っかかっていたスンハの言葉がつながってしまう。不安になったヘインのいるスンハ兄の家に行くが、そこでスンハの12年前の写真を見てしまった。