詩人リュ・シファ。韓国の現代詩の代表的詩人で、大学生の人気ナンバー1に選ばれ続けるなど、若者からも強く支持されているのだそうです。

蓮池薫さん翻訳ということで手に取った詩集でしたが、日本の若い世代には詩を楽しむなどという感覚はないだろうなと思って、この違いが国の将来そのものに影響してしまうのではないか、などど考えてしまいました。

詩といえば私自身もどちらかといえば苦手な分野。。蓮池さんのあとがきの中で、リュ・シファさんの言葉として、「私は幼いときから詩を書き、詩人になって世界を巡り、詩を書くこと以外にほかの夢を持ったことはありません。私の墓に詩人という墓碑銘が刻まれれば、それだけで私は幸せに死ねるでしょう。」とあって、また考え込んでしまいました。自分の生き様をこう表現できることに感動を覚えます。


「路上での思い」


家なき者は家を恋しがり

家ある者は広い原野の風を恋しがる

(中略)

ある者は泣きながら

笑える日を待ちこがれ

ある者は笑いながら

笑いのあとに訪れる

悲しみに怯える

(中略)

路傍の草に聞く

私は何のために生き

何のために生きなかったかを

(後略)

君がそばにいても僕は君が恋しい/リュ シファ
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