食品会社のお客様相談室。そこは、リストラ要員収容所だった。そこに集まった社員も、クレームの電話をかけてくる人も、会社の体質自体もどこか変で病んでいる。でも、暗い話にはならず、「元気をくれる物語!」というキャッチコピーがついているのは、登場人物のどこか憎めないキャラクターのおかげ。

最悪な会社、最悪な上司、おかしな同僚、訳の分からないお客様、そして、気が短くて会社の縦社会になじめない主人公。世間ではそんなに珍しくない話の中で、意外にも主人公が成長して順応していく。電車の中で読むと、顔が弛んでしまうので要注意です。

神様からひと言 (光文社文庫)/荻原 浩
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