「信じること、信じられること。

 裏切ること、裏切られること。

 奪うこと、奪われること。

 許すこと、許されること。

 弟であること、兄であること。」 公式HPより。


オダギリ・ジョーを見ると、ドキドキする。そういうドキドキ感がずっと続くような映画でした。

殻を破ることができた弟と、殻の中に閉じ込められてしまった兄。一見、対照的にも見える二人だったが、どこかつながっていた兄弟。弟にとって兄は唯一信じられる存在のはずだった。

一人の女性を巡って、二人の間で起きたつり橋での事故。事故なのか、事件なのか。

ものすごく良い人なのに、女性に対して不器用な兄の善人と狂気の境目、そんな痛さがすごく伝わってくる香川照之さん。

オダギリさんは、かっこよさと繊細さ。役のイメージ自体が意外性のあるものではなかったけれど、本当にドキドキしてしまう姿でした。

西川美和監督、オリジナル脚本とのことでした。観てよかった。恋の矢