昨日からひろろウィークがスタートしました。
世間的にはゴールデンウィーク。

僕にとっては
4月28日(土) 劇メシ観劇(村田寛奈ゲスト出演)
        テレビドラマ「噂の女」視聴(村田寛奈ゲスト出演)
4月29日(日) 「ギアイースト」観劇(村田寛奈メインキャスト出演)
4月30日(月) 「SAMURAI GIRLS FESTIVAL 2018 in JAPAN」観戦に9nine出演
5月5日(土) 「ギアイースト」観劇(村田寛奈メインキャスト出演)

と、9nineの村田寛奈関連イベントがいっぱい入っているわけです。
この1~2週間は、良い仕事もあったけど、嫌な仕事もけっこうあって、しかも体調がイマイチ。腰は痛いし、エアコン掃除の途中で、尾てい骨をしたたかに打ち付けるというトラブルも発生しいていて、身体はボロボロ。

そんな絶不調な中に燦然と輝く希望の光がこの「ひろろウィーク」だったわけです。天気もよくって最高!


さて、昨日見てきたのは「劇メシ」ってやつ。
レストランの中で行われる芝居です。
村田寛奈が出るってだけで観に行ったので、正直、中身もよくチェックしていませんでした。

で、感想で言うと、なかなか楽しめました。


ただし、芝居が良かったのかどうかは、よくわかりません。

良かった!

の中には不純な動機がいっぱいあるからです。

 

(勝手に飯田來麗さんのツイッターから持ってきております。)

 


ひとつは、当然ながら、村田寛奈が出ているってこと。
出番はほんのわずかでしたが、でも、村田寛奈らしい作り込みがあり、今ロングラン公演している「ギアイースト」を素で演じるという貴重なシーンもありなので、充分以上に満足でした。

しかも、村田さん以外にも登場している女性たちがなかなか魅力的。
物語はラブストーリーとなっており、主人公の男性に愛される二人の女性がいるわけですが、最初に気になったのが、それとはまったく違う、女性刑事役の人。中城あすかさんっていうんですね。この人が、超色っぽくてキレイです。街で見かけたら、通りすがりに2分くらいは目で追い続けてしまいます。
そんな人が、レストランという空間が舞台なので、私の1メートルくらいの近くに座ったりして芝居するわけです。もうドキドキ。村田寛奈を観に来たのを忘れるほどに(おじさんはすぐに大事なことを忘れるんです)。

どんな不純な動機であっても、集中してみていると、だんだんと気持ちが芝居に入って行きます。そうやって見ていると、主人公の男性とあとから知り合う女性役の人(飯田來麗)もなかなか誠実な演技で引き込まれていきます。「もう、前の女のことは忘れて、この人でいいんじゃないの?」って思ったり。そんな感情移入も自然に発生します。


その一方、主人公の女の人を演じる廣瀬菜都美さんという方も--あとで知ったことですが、この「劇メシ」は、おそらくプロデュース公演という形で、劇団というものではなく、すべてのキャストが今回用に集められた人たち。そして、主人公の女の人が座長格--力の入った良い芝居をやっています。物語もこの人の動きをもとに、さまざまな伏線が張られているので神経を使う役柄です。時によって僕のすぐ隣で演技するので迫力があるんです。ジャマしないように、イスの横に出していた足を引っ込めたり、音を立てないように飲み物を飲んだりと、こちらも結構緊張させられます。



そんなもろもろの驚きとハッピーエンドで、満足して終演。

そして、ここからが、この「劇メシ」という仕組みのいいところかも知れません。

出演者が、再びレストランに登場し、各テーブルを廻って挨拶や客の感想を聞いたりするんです(村田様と中城様は登場せず(T-T))。そうすると、今度は役柄ではなく、演者そのものに感情移入が始まります。こんな役柄だったけど、こういう人なんだぁってやつ。

たとえばヤクザっぽい役柄を演じて人(宮城大樹)が。実はキックボクサーやってた人で、なかなかの好青年とか、あとから登場する女性の飯田來麗が、もとさくら学院のメンバーで、今後は芝居をメインに活動を続けているとか。

スマホで検索してwikiで知るような情報を、本人から聞けるというのは素敵な体験です。おじさん4人の9nine仲間と見ていたわけですが、みんなすぐにツイッターをフォローするあたり、オタクライフ満喫です。

普通の芝居なら記憶にも残りづらい役柄の人も、こうやって挨拶に回ってくれて話をすると、キャラクターがわかって応援したいような気持ちになるもの。

レストランの店長役の人(まつながひろこ)はとてもいい人そうだし、主人公男性の友達のひとり(関根慶祐)は、実は芝居畑でなくマジシャンが本業で、鮮やかなテーブルマジックをするし、もう一人の友達役(横大路伸)は、演出とかもする本格芝居系の人らしいので、別の芝居で、もっと厚みのある役とか見てみたい気持ちになるし。主人公の男性(原田新平)が保険のCMに出てるって話を聞くと、そのCMを検索してみたり。

そういうわけで、芝居が良かったのかどうかとは別の話かも知れないけれど、こういう見せ方もあるんだなってことでは、とても興味深い芝居でした。
(いや、芝居って元々はこういう感じて楽しむものなのかも知れませんね。明治時代以降の日本の演劇が、格調高い方向を目指しすぎたのかも知れないし。。)
出演者や演目は違いますが「劇メシ」公演は各地で行われているようなので、機会があれば是非。