「病気」から「元気」へ
「病は気から」という言葉をよく耳にします。
「病気は気持ちから来ているんだよ」とか「病気はもともと精神的な問題を抱えると起きてくるんだよ」とか…
「気」ってなんでしょう。
簡単に言えば「エネルギー」のことです。
「エネルギー」は誰もが生まれながらに持っています。
増えることも減ることも変化することもあります。
この「エネルギー」を管理しているところをチャクラと言います。
人の身体には第一のチャクラから第七のチャクラまで七つのチャクラがあり、人が生きていく中で増えたり減ったり常に変化が起きているエネルギーシステムを司り、エネルギーを調整したり監視したりしています。
エネルギーに何か変化や問題が起きると、つぶさに監視システムが働き、調整を図るため身体に問題があることを報せます。
それが身体症状となって、様々な形で現れます。
この症状に対してエネルギー的な調整を目的として行うのがエネルギーヒーリングです。
健康を願い、病気や問題から解放されたいと願う人はヒーリングを受けたいと思われるでしょう。
しかしここでお伝えしたいのは、ヒーリングの内容についてではありません。
ヒーリングを受ける人の「気」についてのお話です。
人は本来「元気」なものです。
それが、文字通り人間の「元々の気」というものです。
では、そもそも「病」の原因となった「気」はどこから入ってきたのでしょう。
なぜ問題が起きたのでしょう。(魂の契約を省く)
今ここでお伝えしたい大切なことは、自分自身の意識や意図に注意を向けるということです。
ヒーリングを受けて癒された人は、心身ともに癒されたという満足感を覚えます。
感謝の気持ちに満たされます。
しかしそうはならない場合もあります。
一時的には良くなっても再び問題が起きたり、全く良くならないということもあるかもしれません。
この違いはなんでしょう。
ヒーリングの回数や期間が必要でしょうか。
根気強いヒーリングが役立つことはありますが、それは問題の要因とは関係ありません。
忘れられてしまいがちな一つの大切な要素があります。
「病気」の当事者の「気」つまり「意識」の在り方です。
「意識」の在り方は、それ自体がエネルギーを創り出すため、エネルギーに影響力を持ちプラスにもマイナスにも働きかけます。
ヒーリングに欠かすことのできない大切なことの中に、クライアントの「癒されるという信頼感(良くなるという意図)」があります。
全ての人は、もともと自己を癒す能力(エネルギー)と自己を壊す能力(エネルギー)を持っています。
なぜなら、どこに「信頼の意図」を向けるかによって、この「気」は癒すエネルギーにも壊すエネルギーにもなり得るからです。
また、「生活習慣やポジティブ/ネガティヴな意識」といった習慣からの方向付けもそのエネルギーに力を加えます。
このようにしてエネルギーがバランスを欠いて一方向に力が蓄えられてくことにより、好都合不都合に関わらず、形になって現れてくるのです。
健康であるためには、健康でありたいという願いとともに、人は本来健康なものであるという認識が大切です。
ここで一つ想像力を膨らませてみましょう。
「病気」になる前の「元気」な時のことを思い出してください。
想像や夢の中では、いつでも若々しく健康な自分を感じることができるでしょうか。
それとも、元気な時のことは容易に思い出せない、もしくは思い出せても、ただただ現状を嘆いてしまう材料になってしまうでしょうか。
もし後者だとしたら、意識レベルはかなりマイナス方向を示しています。
「病気」に向かう方向にエネルギーを送り続けています。
元気になりたい、健康でいたいと思うなら、その意図を今すぐに言葉にしてエネルギーを送ってみてください。
「私は元気でいたい」と。
つまり、元々の「気」に戻ることを意図すれば良いだけなのです。
とはいえ、人の意識も習慣になってしまうとなかなか変えられません。
そう信じて疑わないからです。
今生だけでなく過去生から持ち越した潜在意識もあり、元気でいることは容易ではないように思えます。
ヒーリングによって状況が改善したり回復に至った人の中にも、再び元の木阿弥になってしまう人がいます。
「回復した」「良くなった」という意識を持ち元気になったと自分の内面で受け入れ結果を認識しても、その状況を持続させる意図を忘れ、起きてもいない先を心配しすぎたり、過去の苦痛を思い出し語り続けるならば、ネガティヴなエネルギーに拍車をかけ再び病気が始まってしまうのです。
「病気」を「持っている」人の多くは、自分は「病人である」と思っています。
実際はそうではないのです。
「病気」は手放すことができます。
「病気」にさよならをして良いのです。
自分を許してあげてください。
自分を信じて「元気」な自分を受け入れるのです。
どんなに長い間病気と闘っていたとしても、決して病人ではないのです。
人は完全であり完全だからこそ、自分の意図した通りのことが実現しているだけなのです。
「病気と闘っている」限り、病気が離れていくことはありません。
「病気と闘う」のではなく、「病気」とさよならをし「元気」を呼び寄せることが大切なのです。
気づいた時から始めましょう。
過去の幻想はそろそろ捨て去る時です。
完全な自己をイメージし、幻想をどんどん塗り替えてしまいましょう。
時間がかかっても、決して諦めないでください。
「気」の変化は、意図した通りに必ず実現しますから。