「霧の中から」
雲が覆う空
霧が晴れない夜明け
不安と
焦りと
疑いに
小枝の擦れる音や
風に揺れる木々にさえ
怯えた
長い長い日々
悲しいかな
もがけばもがくほど
蜘蛛の巣にかかった蝶のように
傷つき
打ちのめされ
半ば諦めかけた
人生
誰もが
一度は通る
境界線
人生の淵
それを
「霊の闇夜」という
突然
射し込んでくる
小さな光
見えてきた「印」
「時がきました…真実を生きる時が…」
やっとの思いで見出した光に
すがる様に手をのばし…
救いを求めたあなたが…
「今ここ」にある
澄み切った空の高みへと
引き上げられ
自由の翼を
身につけられたのは
他でも無い
あなた自身によって…でした
あなたの中にある
真実のあなたが
いつも
あなたを見守り
今日という日へと
導いてきました
闇のベールが剥がれ
完全な透明性に至るまでには
何度もつまづき
落ち込むこともあったでしょう
暗闇を憎み
蔑み
罵倒し
怒りと悲しみ
解放されない苦痛に
打ちひしがれることもあったでしょう
もがきながら
何度も
何度も…
だからこそ
あなたは
今この時を
迎えているのです
「霊の闇夜」は
人の成長の証
「光」を見出すための
道しるべ
そう
ここから
あなたの本当の
人生の答えを
見出す旅が始まるのです
暗闇の中に見出した
「光」は
「勇気」によって生まれた
「奇跡」
経験により
人は「闇」を創り出し
「闇」は
「光」を誘い出し
「光」は
「勇気」を導き出し
「勇気」は
「愛」を試すのです
「愛」は
「恐れ」を克服します
それが
真理の道
幾度となく繰り返された
命の答え
もう
待ち望むことなど
ありません
もう
二度と
苦しむことなどないのです
ゴールは
もう
あなたの前に
置かれているのですから