『待ち望む世界へ』
もしもこの手が
誰かを癒すためにあるのなら
喜んでこの手を差し出そう
もしもこの口が
誰かを癒すためにあるのなら
喜んで語り続けよう
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私たちは
時の初めから共に生き
数千年の時を歩んできた
異なる国
異なる習慣
異なる価値観の中で
ただひたすら生きるために
いつしか訪れる幸福のために…
共に泣き
共に笑い
孤独に打ちひしがれ
愛する人と出会い
再び会えるとも知れぬ
幾多の別れを繰り返しながら
経済の波に揉まれ
汗にまみれ
苦しみもがき
日常の澱の中で
恐れおののき
救いを求め
それでも
精一杯生きてきた
そして今
人生という競技は終わった
もう誰も
辛苦を味わうことも
人生を嘆くこともない
長く続いた困難な世界は
もはや過去のものになった！
私たちはやり遂げたのだ！
誰もが表彰台に立てる程
全力を尽くして生きてきたことが
評価されるだろう
宇宙には歓喜の声が上がり
祝賀に参加する無数の星々によって
煌めく光の花束が
全ての者に降り注がれるだろう
ワンネスの中で
繋がっている愛の中で
言葉にならない歓喜に満たされ
人々はこう叫ぶだろう
もしもこの手が
誰かを癒すためにあるのなら
今こそ私はそれを差し出そう
もしもこの口が
誰かを癒すためにあるのなら
今こそ宇宙の真実を語ろう
私たちの待ち望む世界は
未来にあるのではない
“今ここ”にあるハートと
開かれたマインドによって
実現しているからだ！