滝沢演舞城スタートからなんと五年目。今年は演舞場は使えないけれど、タイトルは新たに「滝沢歌舞伎」に。前回はまでは日本昔話止まりだったが、今回のタイトルは「歌舞伎=伝統芸能」ですからね。しかも、おもだか屋の市川右近丈がアドバイスするんですってよ。新しい歌舞伎になるかも?しっかり見届けますよ。

なにがすごいって、オープニングでタッキーがフライングしたと思ったら、楼門五三桐の南禅寺山門がバックで登場。
えぇぇぇまさか石川五右衛門かい?と思った瞬間にわらーーーーっとジュニアの皆様の群舞スタート。ここで歌舞伎では、石川五右衛門がキセルを吹かしながら「絶景かな、絶景かな」ってせりふなんだけど、舞台上では必死で踊る少年達。そ、そうだよね、ある意味絶景だよね。一気に、歌舞伎ウォッチャーとしては楽しくなってきた。
こっからはハイスピードに歌舞伎名作メドレーがスタート。
仮名手本忠臣蔵。はい、5秒で塩冶判官が切腹~。
お軽と勘平やら、大星由良助の大変だった色々な出来事はさっくり割愛され、はい、突然討ち入り~。
タッキーは大星由良助として登場。見せたいところはここなのね。体力にまかせた、劇団新感線並みのたっぷりの殺陣。あっぱれ、若いってすばらしい。
続くは、「青砥稿花紅彩画」。なんていうより、通称白浪五人男の浜松屋ね。
ジュニア君が演じる、お嬢様だけずらっと5人勢ぞろい、チーム弁天小僧。
いや~新演出、新解釈。個人的にはかなりツボ。もうお嬢が5人もいるから「わいな、わいな」かしましいこと限りなし。
しかしながら「これは山形屋で買った」とかは原作に忠実だったりするところが面白い。ポカスカ殴られる、リーダー?弁天小僧は邦楽専科の京本政樹さんご子息の京本大我君。男だとばれてからも、女の子のようにかわいらしい。細い。刺青シャツが浮いちゃうくらいに細い。来年はもっと男らしくなっているのだろうか?
その次に控えしは、待ってました。タッキー女形2作品、娘道成寺と櫓のお七。
タッキーは白塗りで白拍子花子、続く八百屋お七を演じる。愛に破れる悲しい女役が続く、タッキーだけれど、悲しいながらもどこまでもアイドル。もうアイドル見れるだけで幸せって気持ちにさせてしまう、タッキーの力。
ジャニーズ舞台の常連である元MA屋良君のダンスも演技も光っていた。タッキーと屋良君二人いると安定する。安心して見ていられる。屋良君、重鎮です。最後の演目、土蜘蛛での二人の殺陣のスピード感はさすが。そしてここですごいことに気がついた、タッキーは悪者の歌舞伎メイク(公家荒れの隈)がものすごく似合うと判明。ということは色悪(民谷伊右衛門とか)も、もしかしたら似合うかもしれない。
次回はぜひ、四谷怪談やって欲しい。
決して完成度は高くないんだけど、とにかく「見たい」アイドルが見れるっていう作り。
「アイドルを見に来て、キャーキャー騒ぐ」っていうのは江戸の歌舞伎のあり方だから、その気持にかなり近いはず。色々な意見があることを承知の上で、「アイドル版、スーパー歌舞伎」と呼ばせてください。
あ、ちなみに大向こうさん(仕込みだと思うけど)の声がかかっていました。「滝沢っ」って。そのうち、自主的に声がかかるのかしら?
映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。
http://mini-theater.com/






