一週間お休みしてしまいました。演劇ユニットのお手伝いが忙しく、すっかりご無沙汰してしまいました。復活します。
桜が満開の赤坂サカス。お客さんの入りも上々。ついに春がやってきましたね。
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劇団☆新感線の新作ですよ。主演天海祐希とくれば、期待は高まります。



今回は石川五右衛門がコルドニア王国というヨーロッパの小国に現れた。細かいことは分からないが、現れた。コルドニアで国民の人気を一身に集めるのは、弱きを助け、強きをくじく、女海賊アンヌザトルネード。眼帯をつけた、そのいでたちは男以上に男前。アンヌの一党は五右衛門を用心棒につけ、なお一層海を暴れまわる。一方、先王亡き後、国の政治を取り仕切るのは、宰相ラ-カムとその娘マローネ。ラーカムの政権下で賄賂が横行し、国は乱れる。乱れた小国を狙うのはスペインやフランス。コルドニアの行く末はお先真っ暗。そんな中、アンヌは国の兵士にとらえられ、城に連れて行かれる。そこで明かされる衝撃の事実とは?

ストーリーを空洞化させ、ファンが見たいスターを思う存分見せるという、江戸時代の歌舞伎がやっていた手法をなんなくやって見せる、劇団☆新感線。
ギャグ健在。スター満載。無敵のパロディ。
なんにも考えず、頭空っぽで楽しめる娯楽作。
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ここ数年の劇団☆新感線のギャグをそぎ落とした骨太なストーリーとは一線を画しています。ストーリーより、御贔屓の役者を思う存分楽しむぞっていうのが正しい見方。
特に天海祐希ファンにはたまらない内容。思わず跪きたくなるぐらいに男前。
「パイレーツオブカリビアンをしのぐ、ハマりにハマった海賊ルックを見たいの」とか「こんな近衛連隊長にどこまでも従っていたいの。」そんな天海祐希に会えます。
いのうえひでのりさんは宝塚のファンなんでしょう。きっとそうだ。
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脇を固める、豪華な役者陣も豪華。相変わらず、反則技で笑わせる橋本じゅんさん、高田聖子さん、腹黒い粟根誠さんといった悪人達はもちろん見ものだが、個人的注目は浦井健治君。東宝ミュージカルからシェイクスピアまで引っ張りだこのプリンス浦井の存在をギャグにしちゃっている。こんな贅沢できるのがセレブ劇団☆新感線のなせる技。去年、空前のヒットを飛ばした「あの映画」をネタに浦井パロディが炸裂。高度にふざけています。

プリンス浦井の笑顔を見ていたら、噂の東京マガジンに出ている志垣太郎を思いだした。
なんでだろう?と思って、オペラグラスで凝視をしてみた。結論として眉毛と目の間の狭さが絶妙に似ていることが判明。これから「薔薇とサムライ」をご覧になる方はチェックしてみてください。

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宝塚時代天海祐希の歌声はこちらから→


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http://mini-theater.com/

東京芸術劇場芸術監督野田秀樹脚本。松尾スズキ演出、多部未華子主演。注目作品。

そりゃみんなが注目作品。
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会場は松尾さんの直筆付きの品々がところどころに。

お芝居の中で、日本を応援するシーンがあるのだが、
そこでふってもいいし、ふらなくてもいい旗
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まいてもまかなくてもいい種と植物。
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九州に住む百子は村の人々が従事している農業に強い嫌悪感を抱き、自由に生きる東京をでの暮らしに憧れる。偶然にも東京に行くチャンスを得た百子は毒草学者の山本の家に居候しながら、憧れの東京の暮らしに染まっていく。純真無垢な百子を執拗に愛する山本はボランティアに夢中になる百子が都罪という男性を関わっていることを知る。大衆の声を聞き、すぐさま活動に反映する都罪は百子にとって崇拝の対象であった。ある時、都罪は百子を利用して特殊な米を売りだそうとする。百子は「農業少女」と名付けられたその米のために奔走するが。。。

お芝居始まるときに、
多部未華子ちゃんから、もらったチラシ$なにかを観るとなにかを思い出す
やたらハイテンションになってしまいました。

かわいい。テレビと同じ~。いやそれ以上にかわいい。
でも、かわいいけど、それだけじゃない。
多部ちゃん、今回が初舞台なのだが、レベルは高い 松尾スズキ独特の挑発する女のエロさみたいなものが、まさか出てくるとは思わなかった。健康的ではつらつしたイメージのある多部ちゃんが、見事なまでに松尾テイストに染まっていることに拍手。今後、彼女の舞台を楽しみにしたい。

毛皮族、江本純子さんの、都罪の手下っていうのが飛び道具的で相変わらずパンチが効いている。江本さんの胡散臭さって、どんな舞台でも生きてくるとは限らないのだが、今回のハマり方は絶品。よく考えてみたら毛皮族と大人計画はエロがメインテーマだから、テイスト的に共通しているし、どこかつながっている。パンフレットを見ると脚本にはないようなことを足されているようだが、その江本さんへのアテ書き部分が面白い。大阪弁がなしになって、江戸弁になったそうだが、江戸弁がとにかく大阪弁以上に胡散臭い

初演の農業少女って何年だっけ?と調べたら2000年だった。そんな前だったっけ?当時は役者として松尾さんが出ていましたね。内容も2010年という現在に合わせて改訂されているけれども、それよりも松尾演出の面白さだ松尾さんと野田さんってブームになった時代が違うし、野田さんが陽とすれば、松尾さんは陰のような作風。野田さんの脚本を松尾さんが演出すると聞いた時、想像ができなかったが、この二人が共有しているメッセージを今回は松尾風に伝えることがとにかく面白かった。松尾風が受け入れられる、そういう時代なのかもしれない。

近い将来、松尾演出に多部ちゃんが出ることは間違いないと思う。その時を待ちたい。

演技派多部未華子の不毛地帯を見るならこちら→→



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先月の博多座に引き続き、染五郎丈に話題の舞台が続きます。
なんたって「市川染五郎丈と片岡愛之助丈が男同士の恋に落ちる。」 んですよっっ。
歌舞伎で、男同士の愛って結構あるのだが、それをメインテーマにした作品は、あんまり上演されていない。今回は、二人のラブラブぶりがとにかく見どころ
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大川家に仕える大川友右衛門(市川染五郎)は江戸の浅草寺で印南数馬(片岡愛之助)はそれぞれの伴の喧嘩を仲裁するという形で出会う。一目見た瞬間から惹かれあう二人。友右衛門は数馬が細川家に仕える小姓であることをつきとめ、大川家を離れ、細川家に下働きとして仕えるようになる。再開した二人は情けを交わし、また数馬の父のかたき討ちしようと義兄弟の契りを交わす。かたき討ちを果たせるのか?そして二人の愛はどうなるのか?

一介の武士がその身分を捨てて、下働きに身をやつすっていうところが、尋常ならざる愛の深さを物語っています。二人が初めて合う場面というのが杜若咲き誇る浅草寺。見つめあう目と目。語る瞳の色っぽさ。市川染五郎丈はとても色っぽい役者ですが、そんな彼でもここまで熱い視線を送ったことがあっただろうか?と思わせるセクシーさです。そしてそれに答える愛之助丈は送られた杜若を愛おしそうに捧げ持ち、幸せな笑みを浮かべるという。。。
二人を見ているとどこにでもいる普遍的な美しいカップル。男だからとか関係なく、美しい二人としての存在がそこにあります。

今回、初見なのですが、ラブシーンが進化したとのこと。これすごいです。シルエット越しに見せる、ラブシーンは歌舞伎でここまでやっていいの?とこちらが驚くほど。個人的には男性の帯解きクルクルって可愛くって笑っちゃうんですが、数馬じゃなくて、友右衛門がクルクルされちゃっているところがツボ。
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それから、数馬に横恋慕する、腰元あざみ(市川春猿)というのがやってくれちゃいます。お寺であった小姓と結ばれる美しい娘=八百屋お七=私(あざみ)という妄想がふくらみ、振り切った行動に出ます。これ、数馬にとっては、甚だ迷惑なんですが、迷惑を顧みない乙女(ストーカーともいう)の役をやらせると春猿嬢(丈ではなく、嬢ね)はぴたっとはまりますね。

お嬢と言えば、中村芝のぶ嬢は好きでもない男と結ばれた上にその夫に暴力をふるわれるという幸薄い美人妻。久しぶりに大きいお役で彼女?の見どころも満載でうれしい限り。 成駒屋」なんて声がかかると、なんだか胸が熱くなります相変わらずかわいいなぁ。女にしか見えないなぁ。

ここまで、歌舞伎でやっていいの?と書きましたが、ここまで出来る、歌舞伎の可能性を感じることができる公演でもあった。このお話は歌舞伎だから説得力を持つわけだし、歌舞伎らしいトピックを新しい手法で見せるというのが歌舞伎を進化の一つの方向性なのだろう。松竹さん、楽しみに待ってますよ。

漫画の染模様恩愛御書はこちら→

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