それは、2月の寒い時でした。英検の勉強をしている時で、恋人に"Time"誌が勉強に良いと聞いたのでさっそく仕事へ行く途中の本屋で買って読んでいた頃に知ったのでした。

Time誌は、むかぁし昔からあるアメリカのニュース雑誌。週刊誌で、時事問題を知りたかったらこの雑誌を読めば、世界で起っていることがわかります。日本で起っていることも大事だけれども、大局的にみれば世界で起っていることも同じくらい大事なのでありますね。

2012年2月6日のTime誌では、もっぱらアメリカ大統領選の候補者の選挙についての予想が主なテーマではあったけれどその他に、もっと面白い記事がありました。今年はチャールズ・ディケンズの生誕200年の年だというのも、Damien Hirstのインタビューも面白かったけど、目から鱗の内容の記事が「The upside of being an Introvert (and why extroverts are overrated)」by Bryan Walsh というものでした。今まで生きてきて、これほど肩の力を抜くことができて、ほっとすることができるような、「ああ、このままでいいんだ」と思えることが書いてあったのです。

こちら

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今回のこの記事でどのくらい私が上手く紹介できるかは分かりませんが、嬉しいことに、先日Eテレで深夜に英語の勉強の一環で、この「introvert」を紹介している番組があったのです。それをみて、「あ、あの雑誌の記事のことか!」とつながったんです。
アメリカのプレゼンの番組でTEDというものがあるんだそうです。今年の3月に放送された物が


さっきから、introvert,introvertって何よ?って?そうでした。


この言葉そのものが、とても誤解されやすいのです。簡単に片づけてはいけない、ということなのです。正しい呼び名というものが無いのではないか、とすら思います。

こう説明を始めたらわかりやすいでしょうか。


「おとなしい」ということと「内向的」の違いとは?


なんだ、同じことじゃないか、と思われる方もいるかと思いますが、ちょっと待って。ほんとに?


小学校の頃など、「明るく楽しく元気よく」していることが良しとされていたことがあったじゃないですか?休み時間には元気に友達と校庭で遊び、何事も率先してやる。学芸会や運動会では張り切るタイプ。皆、そういう風になれるように指導されていたのではないかと思います。
休み時間に、黙って本を読んでいたり空想にふけったりしてばかりいたら、先生が親に手紙を書いて注意する事でしょう。

私は、子供のころから、「おとなしい」と言われ続けていました。声が小さかったので、余計に「もっと元気よく話しなさい」とか言われ続けていました。元気が無かったわけでは無かったのです。健康には全く問題なかったし。
でも私ははっきりと自分の考えがあったし好きな事は何かも知っていました。
実際は「おとなしい」と言われるのが死ぬほど嫌い。今でも「あなたの静かな声を聞くとても落ち着くわ」なんて言われます。全然嬉しくありません。褒め言葉だと思って言っているんでしょうね。残念でした。
ま、それはそれでメリットもあるんですがね、その話は全く別のことなので今は書きませんが。


学校とか社会で作り上げられた「社会に通用する人間」のキャラクター。これがいわゆる「外向的」なのではないかと思います。外へ出て行くタイプ。

ところが、「おとなしい」とか「はずかしがり」とは違って「内向的」というのは努力すれば人前に出てお話をしたり自分の考えを文章で表現したりすることは別に苦ではないのです。
実際、私は子供のころからピアノを習っていて、発表会の度に人前で演奏してきました。そりゃあ緊張しますよ。でも沢山練習してその成果を出すことは素晴らしいことだって知っています。

英語をずっと勉強していて、口に出して話さなくては上達しない事を知っているから積極的に話して少しずつ英語を習得していったこと。これは恥ずかしがっている性格だったら出来ないかもしれません。
だから、学校で「積極性」を求めていることが=「外向的」になることではないのです。


「Quiet」という本を書いたスーザン・ケイン女史は、「内向的な人ほど社会でもっとも必要とされる人材だと思う。ただ、その人たちが仕事しやすい環境が整っていればより力を発揮することができる。」
というような考えを述べています。

どういう環境かというと、「内向的」な人たちというのは一人になる時間をとても大切にします。静かな場所で自分の頭の中で考えをまとめたり、アイデアが浮かんだりすることが出来ます。その為にものすごい集中します。集中力に長けているのです。

だから、周りで「外向的」なひとが大声で「ねえねえ、誰か蛍光ペン持ってる人いる?」なんて遠慮なく話しかけてきたりするような環境ではシャボンの泡のようにせっかくのアイデアが台無しにされてしまうのです。

人は皆「内向的」な部分を持ち合わせているのだそうです。その割合が半々か、偏っているかによって傾向が変わってくるのだそうです。

「内向的」な人は人混みが嫌い。パーティなどで沢山の人に会うと自分の生命力が吸われてしまうようで疲れてしまうのです。
逆に「外向的」な人はパーティでこそ本領発揮。沢山の人に会うことでエネルギーをもらえて帰って元気になってしまうのです。

Time誌の記事では、去年出版されたスーザン・ケイン著「“QUIET: The Power of Introverts in a World That Can’t Stop Talking,”」 の内容を分かりやすく紹介しています。

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多くの名の知れた政治家や宗教家を「内向的Introvert」か「外向的Extrovert」かで分けて比べてみたりというのもやっています。写真の右上の赤い矢印で17人の歴史上人物や有名な人が「内向的」か「外向的」か書かれています。Great introverts and extroverts of our time クリントン元大統領は、「外向的」で、その夫人は「内向的」。Bill Gatesは「内向的」でSteve Jobsは「外向的」。

この記事を読んで私は「ああ、これでよかったんだ。もう無理して人に合わせなくていいんだ。」とすごく楽になりました。

私のブログを読んでいれば、おのずと気づくかもしれませんが、私は一人の時間を必要としています。孤立して孤独になりたいと言っているのではないのです。一人の時間が生きるためには必要なのです。そうしなくては上手くいくことも上手くいかないのです。

人前で元気に社交的にふるまう前には必ず私だけのささやかなプライバシーが守られてこそ、話好きな性格を発揮することが出来るのです。

ロンドンにいるころ、トルコ人とフラットシェアをしていたことがありました。彼らはThe Extrovertsでした。私の部屋に入ってきたり、招いてくれたりして話しかけてきたり、夕食をつくったから一緒に食べようとか。とても気さくで私が外向的になろうと思った時には暖かい人々でした。でも、ほんの少しでも私が部屋にこもろうとすると顔を曇らせたものでした。どうして私が一人になる時間を必要としているか分からないようでした。一人だけ、同じトルコ人でも分かってくれる人がいて、トルコ人全部がExtrovertsじゃないんだな、と考えを改めることができて嬉しかったです。その頃、「人と交わって社交的にならなくてはいけない」と押しつけられているような空気が本当に苦痛でした。


ムーミンのお話に出てくるスナフキンが「内向的」の正統派ではないでしょうか?
内向的な人は天才肌の人が多いのだそうです。一瞬のひらめきの為にじっと考え事をし続ける。


あなたは「内向的」?それとも「外向的」?

内向的か外向的かを分ける確固たる線引きと言う物はなく、どちらかといえば、その傾向にあるといった感じの軽い気分でやってみるクイズです。スーザン・ケイン女史も言っていますが、100%「内向的」とか「外向的」と言う人はいないのだそうです。あ、元はユングが言っていたのだそうです。もし、100%純「内向的」とかだったらそれは普通ではない、のだそうです。だから軽い気持ちで。どういうことが内向的な人の傾向なのかがわかる質問ばかりです。
不言実行とかね。


殊にアメリカでは、外向的な性格が良しとされる風潮が強いかもしれませんが、日本でも個人レベルで、内向的であることにコンプレックスや狭苦しさを感じている人が多いと思います。日本語にいつか訳されると思いますよ。きっと。自分や自分の周りの人はどちらでしょうか?

この本はまだ読んでいませんが、今は「内向的」と「外向的」について取り上げられていて、「外向的な人が生きやすい社会だから、もっと内向的な人も生きやすいように考えてほしい」というところに行きつくか行かないかの所だと思います。ユートピア論ではないけれど、人はみんな違うから、それぞれの人がその人なりの居心地良い環境というのがある、とそれぞれが気づいて相手をおもんぱかることが望ましいのですね。
外向的な人への課題かな?


で、私はというと、言うまでも無く「内向的」な傾向の人間です。よろしく。

Powerful healing energies are drawn to me NOW. I am healed, cured, and complete.
~from hardy


強烈な癒しの力が今私の元へ流れてきている。

私は、癒され、傷が癒えて、完全な姿に戻っている。


ハーディ

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Hypericum androsaemum

ずいぶん、更新をさぼってしまいました。反省です。


さて、私が所属している英国IFAの機関紙「Aromatherapy Times」の日本語版2012年春号が出ています。

私も僭越ながら翻訳をさせていただいています。


IFAのホームページでゲストの為の電子版のサンプルが閲覧出来ます。IFAのWebsiteが新しくなって、Excitingになりました!前よりうんと見易くなったかもしれません。↓IFA Homepage

http://www.ifaroma.org/jp/aromatherapy-times-magazine/  


この雑誌は、British Libraryという日本でいえば国会図書館みたいな所に寄贈されています。British Libraryは出版されている本や雑誌をアーカイブしているのです。なので、もし英国へ行くことがあれば、そこで閲覧することも可能なのです。とても由緒正しい図書館なのです。



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Aromatherapy Timesでは、アロマセラピーについての専門的なことや、興味深い話などが盛りだくさんの雑誌です。知識を高める為や、情報をアップデートする為に、常に目を通しておきたいものです。セラピストのための集いや講習などの情報もあります。本の紹介や新しいトリートメントの手法などなど。

まだまだ勉強しなければいけないことは沢山ありますので、こういう雑誌が手元にあるのは心強い事です。資格をとっても勉強は続けなくてはいけません。


もともと英語版のみの機関紙だったのですが、2年前から日本語版が誕生し、英語版に載っている記事を翻訳して日本版で紹介しています。


知らない方は、こういった業界雑誌があるのだ、ということだと思っていただければかと思います。