ワカサギの妄想掃き捨て場 -7ページ目

ワカサギの妄想掃き捨て場

ワカサギでござんす。
自己満でございます。

暇な時に書きます。

ドスッ...


エリア5への着地を見事に成功...


あの高さから降りてもすぐに走りだせそうだ。


テ「ここにいたらどうしようかと思ってたけど大丈夫みたいだな。急ごう!」


俺が着地できたことに感動しているとティヌが声をかけてくる。

そうだ、今はそれどころではなかった。


ワ「一応エリア2にいる可能性もあるから気を抜くなよ」


テ「ゆっくり落ち着いてダッシュで行こう!!」


ワ「待って。ダッシュしてる時点でゆっくりじゃない」


ダダダッ


ティヌは俺の言葉を聞いたのか聞いていないのか分からないくらいの速度で走りだしていった。

その後を追うように俺も走りだした。



エリア2



入り口付近で耳を澄ませ警戒を強める。

足音は聞こえるが聞きなれたアプトノスのものだ。


ワ「よし。いないみたいだな」


テ「セレナちゃんたちがキャンプにいるといいんだけどな」


ワ「いなかった探すまでだ」


テ「そうだな。」


俺たちがキャンプへの入り口に入ろうとしたとき上空から風を切る音が聞こえた。

大きな影がゆっくりと降りてくる。


その影の主は、2本の足で着地し悠々と歩き始めた。


まだこちらに気が付いていない。


そう思った俺はポーチの中からペイントボールを取り出し、影の主に投げつける。


ペイントボールが命中し、影の主―リオレウス―はこちらを振り向いた。


幸いここはキャンプの入り口だ。

交戦状態に陥る前に逃げ込める。


ワ「ティヌ!走れ!!」


呆然と立ち尽くしているティヌを半ば引っ張るようにしてキャンプへ走る。


後ろからリオレウスのけたたましい咆哮が聞こえた。


キャンプ



幸運なことに二人はキャンプで肉を焼いていた。


息を切らして戻ってきた俺たちに気が付くとアルマが「おかえりー」と笑顔で迎えてくれた。


セ「そんなに息を切らしてどうしたのよ。

 それにこの臭いはペイントボール?」


どうやらキャンプにまで咆哮は聞こえていないようだ。


ワ「少し落ち着かせてくれ...

 後、今は絶対にキャンプから出るな」


ア「なにかあったの?」


テ「リオレウスが...

 リオレウスがいたんだ...」


セ「あら、それは大変ね。

 でも、リオレウスがいたからって少し焦りすぎじゃない?」


テ「普通じゃないんだ!!!

 あまりにも大きすぎる!

 キングサイズどころじゃない!!!」


ア「まぁまぁ、まずはお水でも飲みなよー

 一回落ち着いて話し合おう?」


テ「...ごめん。」


俺たちは呼吸を整え、水を飲む。

そして少し間をあけてティヌが話を始めた。


テ「さっきは取り乱してごめん。

 でも、わかってほしいんだ。見ただけで頭の中が真っ白になるくらいの恐怖を覚えたんだよ。

 普通のリオレウスとはサイズも雰囲気も...全てが違ったんだ。

 あの時、ワカサギが引っ張ってくれなかったら俺は殺されてたと思う」


確かにあの時のティヌはただボーっとリオレウスのほうを見て突っ立っていた。

多分俺が動けたのはこの世界でリオレウスをまだ見たことがなく、あのサイズを普通だと思ったからだろう。


セ「まさか大型モンスターがいるなんて...

 学校側の調査が終わった後にここにやってきたってことよね」


ワ「おそらくな。

 ティヌの言う通りいくら装備が整っているとはいえ俺たちが挑んで勝てる相手じゃない。」


セ「そうね。無理して挑んで危険に陥るくらいならこのままキャンプで迎えを待っていたほうが得策ね」


ア「でも、明日の分のご飯はどうするの?

 お肉は今日の分しかないよ?」


ワ「明日の分はみんなで一緒に取りに行こう。

 集団で動いたほうが安全だろう」


全員で動けば、もしも奴が現れた時盾を持っている俺が残ればみんなを守ることができるだろうしな。

ここがパラレルワールドだろうと友人が犠牲になるのは耐えられない。


テ「あと2日... 

 あいつがいなくなるとは思えないし、巣に卵があったからリオレイアが現れる可能性も高い...

 いったいどうすればいいんだ?」


すっかり萎縮してしまっているティヌが弱音を吐いた。


セ「そんな可能性ばかりを考えていたらまともに動けなくなるわ。

 今日はもう疲れたでしょう?

 早くご飯を食べて明日のために早く休みましょう。」


ワ「あぁ、そうだな。

 それにしても、本当にお前たちがここにいてくれてよかった。

 ティヌもすごく心配していたからなw

 とりあえず、今日の分の食糧はあるんだしキャンプからは出ずに作戦を練ろう」

俺たちはアルマが焼いてくれた肉を食べて腹を満たし、明日のことについて話し合った。


どうにかしてみんなで生き延びなければ...!