ワカサギの妄想掃き捨て場 -10ページ目

ワカサギの妄想掃き捨て場

ワカサギでござんす。
自己満でございます。

暇な時に書きます。

テ「おーい。


 そろそろ起きろよー」




ティヌの声で目が覚める。


どうせなら女の子に起こされたいものだ。




ワ「おはよう...」




テ「さ、準備しようぜ」




これからすぐに出発するようだ。


窓を見るとアプトノス車が停まっている。




ワ「うーい」




さっさと着替えて荷物をまとめる。


もちろん昨日買ったものも忘れない。




テ「そういえばそれ、何を買ってきたんだ?」




ワ「あー、ちょっと本屋でな」




テ「おま、まさかこんなt」




ア「いくぞー!」




ティヌの言葉を遮るようにアルマが部屋に入ってきた。


準備はすでに終わっているので問題ない。




セレナがいないということは店主のところへ挨拶にでも行っているのだろう。




テ「後で見せろよな」 ボソッ




ワ「あん?別にいいけども」




ア「何話してるのー?いくよー」




アルマに先導されてセレナのもとへ向かう。


店主への挨拶は終わり、先に乗り込んでいたようだ。




セ「遅かったわね」




ワ「ごめんごめんw」




セ「まぁいいわ。


  早く乗って、行くわよ」




テ「ほいほいさー」




アプトノス車に乗り込んだ俺は、早速昨日買ったものを取り出す。




テ「いきなりかよ!」




ア「なにそれ?」




ワ「なにって、本?」




セ「またあんたはそんなもの買って...


  呆れるわwww」




ここでこいつらの持っている期待を裏切って別のものを取り出してやりたいが、バカにされるのが目に見えているからな。




期待に応えて出してやろうじゃないか聖書を。




ワ「お前らが見たいのはこれだろ?」




テ「わぁ、期待を裏切らないワカサギ君!さっすが!!」




ア「読む読む!!」




セ「アルマ、あなたは女の子よ?


  自重しなさい」




ア「そういいながら興味を持ってるセレナちゃんはどうなの?w」




ワ「それ貸してやるから静かにしててくれよ


  俺は別の読むからさ」




ア「わかったー!」 ペラリ




テ「おぉ...」




セ「こ、こここ今回のもすごいわね...」





俺が別のものを取り出して読み始めていると、限界を迎えたのかセレナが近づいてくる。




セ「別のものって何を読んでるのよ。


  まさか、また、え、えっちなやつじゃないでしょうね」




ワ「顔を真っ赤にして何言ってるんですかねぇ?」




セ「う、うるさいわね!」




ワ「まぁいいけどさww


  これだよこれ。


  お前も見かけたことあるだろ?」




セ「 『草食物語』 ?


  あ、レイナちゃんが読んでたやつ?」




ワ「そうそう。


  あいつがあんまりに面白そうに読むから気になってなw」




セ「あんたがこれを読めるのかしら。


  煩悩で頭が支配されているような奴に読めるとは思わないわ」




ワ「確かに俺はそういうイメージだろうが、レイナが読んでるんだから面白いに違いない!


 それにさ、あいつが読みながら笑ってるのを見るとなんていうか読みたくもなるじゃん?」




セ「そうなの?じゃあ私はモガに行くための船着場につくまで寝てるわね」




ワ「おう。おやすみ」




確か、1頭のアプトノスが新しいエサ場を探しに行くって話だったか。


読み終えたらレイナに感想を言ってやろう。




_____________






ア「おーい」 




アルマの声に気が付き、顔を上げると海が見えた。


どうやら船着場に到着したようだ。




船着場に着くまでの間読書に集中していると、思いのほか時間が短く感じられた。


すでに本の半分までは読めている。


俺も結構読めるじゃないか。




テ「すごい集中力だったな。


  まるで別人のようだったぞwww」




ワ「あぁごめん。えっと、聖書は?」




ア「ワカサギの荷物の中に入れといたよ」




ワ「おう。ありがとう」




アプトノス車から降り、船に乗る手続きを済ませて船に乗り込む。


漁船をすこし大きくしたような帆船だ。




セ「モガまではすぐにつくから、それまでくつろいでいましょう」




短時間だろうと本の続きが気になる。


できることならサバイバルが始まるまでには読み終わりたい。




テ「うーん。あのワカサギがここまで読書に没頭するなんて...」




ア「信じられないねー」




セ「まぁいいんじゃないの?


 これで少しは落ち着いた人間になるでしょww」




テ「それもそうか!www」




ア「じゃあ、私はもう一回これを読もうかなー」




ワ「おいこらてめぇら。


  全部聞こえてるからな?」




セ「あら、失礼w」




テ「邪魔してすいませんねwww」




ワ「分かってるんなら俺の周りで話してんじゃねぇよwww」




まったく。


こいつらの俺に対するイメージは碌なものがないようだな。




テ「あ、そろそろ着くみたいだぞ!」




ワ「了解。じゃあ俺の荷物持ってくれ。」




テ「なんで!?」




ワ「聖書読ませてやっただろ?」




テ「ちぇー、わかったよう」




ワ「おいアルマ、それに集中してるところ悪いが降りるぞー」




ア「はーい」




セ「アルマ!降りるときくらいそれはしまいなさい!」




ア「えー、しかたないなぁ」




テ「はい。ここに入れて」




モガの村に到着した俺たちはとりあえず村長のところへ挨拶に向かう。


そして村での注意や、泊まる場所へ案内してもらった。




村長「じゃあ後はゆっくりしていなさい」




セ「はい。お世話になります」




ワ「それじゃ、俺はベッドで本読んでるから」




ア「はーい。で、なにしよっかー?」




テ「うーん。ワカサギは本読んでて参加してくれないだろうから三人でトランプでもやる?」




セ「いいわね。無難にババ抜きかしら」




あともう少しで読み終わる。


読み終わったら本の感想でもハンターノートに書いてみるか。




読書感想文ってやつだな。






トランプをやるだけで騒がしくなるやつらの横で、読書を再開した。