W杯で遊びをせんとや生まれけむ | 労人社のブログ

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戦中日記(続労人社だより)221152号

「W杯で遊びをせんとや生まれけむ」

㊗️その資本蓄積のしかたからして、死の商人の尊称がふさわしいミツビシグループの唯一の功績が東京12chで放映した「ダイアモンドサッカー」のスポンサードであった。世界のサッカーを前後半2週にわたり紹介した番組で、日本中の少年ファンが眠い目を擦りながら、TVに見いいった。ペレをベッケンバウアをクライフを、さらに初めてW杯を知ったのもこの番組からであった。

💢W杯に脳髄は歓喜した。(遊びをせんとや生まれけむ、戯れせんとや生まれけん、遊ぶ子どもの声聞けば、わが身さえこそ揺るがるれ)!人間たちは遊びたくてこの世に生まれてきた。マルクスが語るように、人間は自分自身を再生産する必要労働時間がすめば、あとの時間はふざけ合う楽しみに、道楽を味わうために生まれた。ペレたちのプレイを見るだけで、こっちの身体も踊りだす。

💔でも、今様のW杯は、カタールW杯は歓喜の脳波を引き起こさないかもしれない。ピッチ上で遊ぶ子ども、若者たちの姿に変化はない。脳は電気的(三菱電機ではない)な臓器で、最適部位に電気刺激があたるとむかしの人間は心の底からの歓喜の気持ち、多幸感に囚われるのだそうだ。笑みが自然に溢れ、身体が動き出す。後白河さんだけではなく、皆エクスタシーに達する。

💰ところが、ミツビシグループらがこの最適部位に金メッキを施してしまった。通電性を高め過ぎて、歓喜の瞬間する脳内喚起できなくなってしまった。西南の役以来、戦争特需で財をなし、金貨を溜め込んできたミツビシには、子どもの笑顔やふざけ合う時間がもったいない。剰余労働時間こそ道楽の粋。戦争ほど暴利は得られないにしろ、w杯で金儲けを狙わない手はないだろう。

🍺東京五輪が政治汚職、利権まみれの大会であったのは衆知の事実。あほシンゾウが天誅に倒れ、人間のカス菅元総理が完黙している限り、真相は依然として藪の中。検察が真人間に立ち返る気があれば、菅-維新-国民-都f-公明ら新自由主義系ファシスト派が企む進行中利権の深さと、いかにスポーツを利権の道具としているかがわかる。

😱じつはFIFAが腐りきった組織に変貌したきっかけは日韓大会の誘致合戦。電通高橋の大活躍もここからで、欧州、南米の狭い市場からアジア、アフリカ、中東までサッカー市場を拡大するきっかけが夢の日韓大会であった。世界で最も人気のスポーツから最大の利権まみれの贈収賄市場になった瞬間である。観客動員に苦しむ五輪がFIFAに頼み込み、年齢制限付きでも五輪参加を要請したのが五輪汚職の原点でもある。

⤵️スポーツイベントが政治、金銭疑惑と懇ろになった大本がJFAであり FIFAであるならば、カタール大会が不祥事だらけの、反対派が多い、金持のための、政治プロパガンダのための大会であるのは当然である。FIFAの理念ではこれまでW杯への政治の介入の排除を掲げてきた。しかし、今様のW杯は商業主義に+して、国との一体化が固定している。リケンわかめをふやかすには膨大な国費がいる。中身より包装費の方が高い。

✋われわれはマラドーナを除き、ペレ、ベッケンバウア、クライフを超える、並ぶ選手に出会えていない。まぁ、第2の、プチ〇〇止まりで金メッキされた脳神経を刺激させ、歓喜の脳波を持続させる新スターが登場しない。生命の根源を自己の再生産とでもすれば、子どもの遊び、戯れる姿に歓喜しない現代人は(劣化)の極みであろう。W杯や五輪から国歌と国旗を取り除ければ、後白河の今様のように、自然に笑みが溢れ、身体が動き出すかもしれない。