背高泡立草、アレロパシーのジレンマ | 労人社のブログ

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戦中日記(続労人社だより)221048号

「背高泡立草、アレロパシーのジレンマ」

😩北アメリカ原産のセイタカアワダチソウは、その侵略性で、要注意外来種生物に分類されており、農業、環境関係者から(嫌われ者)とされている。かつて、経済の高度成長期に開発行為の活発化と並行して、在来種のススキを列島から駆逐して、黄色い花を全国各地で満開させた。いっ時には(この世をばわが世とぞ思)った藤原一族の心境でいたに違いない。

💔背高くんがニホンに上陸したのが先の大戦後。米軍がパイプの煙を燻らせて横田基地に舞い降りた時期と重なる。背高くんが嫌われた理由は、背が高いという日本人のコンプレックスに起因するわけではなく、(アレロパシー)という性格によるものらしい。簡単に言えば、背高くんは根から独自の化学物質を出し、多種の生物の成長を阻害してしまいには駆逐してしまう。開墾地を占有し、他種との共生を拒否する暴力団的生物である。

💢もちろん、この暴力団的背高くんに好意を寄せる者もいる。養蜂家が背高くんが花を咲かす時期が、蜜を採取する一年の最後に当たることから、荒地にも網繁殖するこの外来種をニホンに持ち込んだとも言われている。甘い蜜にたぶらかされた。その味は不味いのだそうだ。しかし、味覚は個人の好き嫌いにも係り、嫌われる理由は地下に、背高くんの根っこにある。

🍺アレロパシーは、背高くんだけの性質だけでなく、他の植物にも見られる。例えば、そばやアスパラガスなどがそれで、痩せた土地で雑草や虫被害を減らし、実をつける=次世代の再生産を維持するために、独自の化学物質を分泌する。ただ、背高くんはやりすぎで、他種を駆逐した後の、望月の頃には、自らの分泌物で自家中毒を起こして衰弱する、ある意味愚か者である。

㊗️背高くんの全盛期は昭和の40年代。列島改造ブームにより、全国の山、田畑が掘り起こされ、藤原一族が一緒に望月を鑑賞したはずのススキに代わって、アトピーや花粉症の原因だとフェイクニュースを流布され、みんなから忌み嫌われた。その後、田畑のモグラ、ネズミの糞量が減り、栄養素の不足で、この国の背高くんは急激に量を減じ、復活を果たしたススキの群れの陰で、背を縮めてきた。

💰へぇ、セイタカアワダチソウって、アメリカ軍の日本進駐と同じ歩みで来たんだ。戦後の侵略も種が米軍兵器に付いてきたそうだし、民主主義の甘い蜜の裏で、化学物質(軍事力)を溜め込み、土地を破壊し、勢力(資本の)を拡大して、さらに付け加えれば、その軍事費拡大で国自体が衰退の一途をたどりつつある。何やら、背高くんと組織暴力団国家アメリカがそっくりな気がしてくる。

😷でも、ここに来て風景が変わり始めた。セイタカアワダチソウとススキが共生?し、群れどうしが混在する状況が目立つ。背高くんは身を半分ほどに縮め、所々にススキの群れと共生しているのだ。ススキを排除するための化学物質を分泌していないのか?ススキに耐性が生じたのか?背高くんが生存戦略の方向転換を目指しているようだ。

💤ベトナム戦争で地上軍による侵略戦争に勝利はない、ことを知った米軍はロシア軍の足掻きを鼻で笑っている。直接介入でなく、傀儡師に任せれば(特殊部隊だけの派遣)、アメリカの軍需産業は漁夫の利を得られる。対価を支払わず利を得ることこそ、国家の、資本の心得に違いない。アレロパシー第二章は、ヤクザさんがするように、表だって恐喝でカネを巻き上げずに、裏にまわって、他人の上前をはねるべきなのだ。最近のセイタカアワダチソウをみていると、そんな想いが浮かんでくる。

💤じつは、すすきに年末のまとめる新防衛大綱で、反撃能力の保有を検討するように教えたんだ。アレロパシー能力は最大の侵略性があるんだ。中国、韓国にも経済力で抜かれて、他のアジア諸国に追いつかれつつあるニホンに必要なのは、軍事費の増強=アレロパシーだとね。11月の中間選挙の結果次第で、ニホン経済などぽしゃってしまうよ。だから、外来種などと嫌わずに、ぼくと共生しようよ、ススキくん!とね。

☔️えっ、いまはススキくんでなく、岸田くん?たしかに、自民党は化学物質(カネ)で自家中毒に冒されて、絶滅の岸だが、セイタカアワダチソウのアレロパシー戦略(安保関連3文書の改悪)しか種の保存が保障されないと見える。アレロパシーが効きすぎると、自らの成長が阻害されることはセイタカアワダチソウの歴史が証明しているのに!ちなみに、藤原道長の死因は、糖尿病を患い、時の感染症でぽっくり。自民党とそっくり!