中国の門戸開放は米の見果てぬ夢 | 労人社のブログ

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戦中日記(続労人社だより)220416号

「中国の門戸開放は米の見果てぬ夢」

😁日本が欧米の外圧により開国して150年が過ぎた。1853年にペリーが捕鯨船の薪水補給の中継地として、幕府に開港を求めたのは、中国市場の植民地化、門戸開放のほんのついでのことであった。1848年を起点とする近代化の流れは、欧州列強の植民地化獲得競争を激化し、出遅れ米国にとって中国市場は最後に残されたアメリカン・ドリームであった。

😏48年にメキシコ侵略に成功したとはいえ、新興資本主義の米がさらに発展を遂げるためにはアジア市場、中国市場の門戸開放、それも弱々しく機会均等を掲げて、大砲を準備するしかなかった。61〜65年の南北戦争で、黒人奴隷に代わる自由な賃労働をせっかく確保できたのに、製品輸出先がなくては資本蓄積はおぼつかない。ちっぽけな日本は問題外、中国の植民化こそが米にとって見果てぬ夢となった。

💤インド、中国が欧州列強の植民地と化したのに対して、日本がそれを免れ、あまつさえ新興国としてアジア諸国への武力侵攻をするまでに、生産力を発展し得たのは、単に歴史の幸運に恵まれただけ。産業革命を引き起こした蒸気圧から、電気へのエネルギー転換が、第二次産業革命を必然にし、近代化への歩みをはじめた日本が偶然にも欧米と同じ土俵で、殖産興業、富国強兵を国是とすることができた。偶然であった。

🍺ペリーが薪水のお礼にプレゼントしてくれたのが、蒸気機関車と電燈模型。欧米資本主義が20数年の経験で獲得した科学知識、技術を特許料を支払うことなく、模倣することで列強と同時期に伍して、資本制生産を飛躍的に発展させることを得た。なかったものは資本だけで、これも地租を中心に民衆からの強搾取と外資で賄った。かりに、近代化の起点が5年早く、また5年遅ければ、日本は列強の植民地とされていた。まさにくわばらくわばら。

😱ペリーは日本が後年、アジア諸国をその暴力を以て侵略、殺害を繰り返すとは考えもしなかった。ましてや、米国に戦を挑むとは!古い欧州の衰退は、米を世界の覇権国に押し上げたが、中南米を我らが前庭とするだけでは、いずれ米の覇権が脅かされる。正直、日本が敗戦にもめげず、戦後、経済戦争を仕掛けてくるとは思えなかった。ただ、幸運だけを栄養素とするノータリンの政治家は舵取りを間違い、自ら日本丸を沈没させた。もともと、中国市場の門戸開放が米の命綱であったから、それもそれでいい。ついでの国に過ぎないのだから。

✋中国の偉大さは、国民が誰ひとり国家とか政治を信用していないことだ。面従腹背。金だけ今だけ自分だけ。いま流行りの新自由主義はなに隠そう中国国民の座右の銘であったのさ。口には出さぬが、全体主義は性に合わない。共産主義も換骨奪胎、中華帝国こそ米の覇権を脅かす、新植民主義の悪魔だ。金銀で神経細胞をメッキした組織暴力団国家アメリカが最後に決着をつけるべきはこの悪魔野郎だ。

😢150年続くアメリカドリームは、中国の門戸開放だ。これは米の生き死をかける争いだ。老いたヤクザもこのままでは生きていけない。ゼレンという三文役者をテッポウ玉に、朝鮮有事を演出して中国に戦争を仕掛けなければ。ここまではうまく準備が進んでいる。ドイツもフランスも新保守が、韓国もそうだ。お銚子者の日本も核武装などと言い出した。150年見続けた米の夢、世界大戦で大儲けが実現できるかもしれない。

💢ジョンレノン!邪魔するな、平民新聞よ、邪魔するな!お前らのいう非戦論や反全体主義、反国家主義は(国家のため、資本家のため、政治家のため、製薬会社のため、軍人のため、宗教家のため、労働貴族のため)にならない。バイデン親子はネオコンとともに中国の門戸開放を、戦争を目指すぞ!それが、組織暴力団国家アメリカの見果てぬ夢なのだから。