練馬のりょう4

あの事件があってから数日後ますます不良に興味を持った俺は友達達と木刀持ってみたり、


うちの中学はブレザーだったけど短ランとか中にはスタンガン持ってる奴まで現れだした(笑)


中二の終わりになった時には他の中学の奴らと連むようにもなってますます悪い幅は広がった。


同時に当時練馬の不良は誰もが憧れると言っても過言ではない有名で最強だった暴走族『悪霊』にも興味があった。


夜の集会の情報を仕入れては練馬高野台の環八沿いのTSUTAYAのとなりのマンションの屋上で待ち伏せした。


夜中に家を抜け出してみんなで集まるのが楽しくてしかたなかった。


もちろん不良の話だが(笑)



黒い特効服でみんなバットもってあの頃はとてつもなく格好良く思った。


『みんな刺したりするヤバい奴らなんだろうなー。』

そう思ったが、あの仲間意識が正直うらやましかった。


だからやってみたいと心が踊った。


まぁそんな度胸もなくこの時には悪霊になんて関わることは全くなかったけど。



そんな無敵な気分の俺らにも石神井中(しゃくちゅう)という隣の中学の恐怖を味わうことになり不良には上には上がいることを知らされる。


続く。