
会社の物置で野良猫が赤ちゃんを産んだ その3
赤ちゃんは、キジトラのような
黒っぽい子が2匹見えたそうです。
(お腹の下にもいるかも?)
昨年のビシャッと濡れた状態ではなく
フワッとしており、生後3日くらい。
ご相談日が4月16日なので、
推定出産日は4月13日です。
赤ちゃんの安全のため
夜間捕獲は中止しました。
(今、思えば多少のリスクがあっても、ここで捕獲すればよかった)
2日目
物置の横は作業場なので
母猫は安心して子育てできないと判断したようです。
翌朝、母猫は子猫をくわえ、物置を出て
隣接する空家の方へ逃げていきました。
赤ちゃんだけなら簡単に取れたのに
母猫も捕まえようとして
両方失ってしまいました💦
会社は野良猫がいなくなったので
捕獲器を返すと言います。
「いやいやいや💦
ちょっと待って」
私は説得しました。
「絶対に近くにいるから探してください。
ここで逃がしたら、親子で繁殖して
大変なことになりますよ!」
赤ちゃんをくわえて移動できる距離は知れてる。
会社の敷地内か、隣の空き家、せいぜいその隣にいます。
このチャンスを逃すわけにはいきません!
会社の方は付近を探しましたが
親子ともども見つかりません。
お忙しい中
大変なご迷惑だったと思います。
連絡手段は、電話かメールです。
私も遠慮があり、
細々、連絡できず、
この件は一旦あきらめました。
母猫が捕まる
その夕方、会社から
捕獲器に母猫が入ってると連絡がありました!
赤ちゃんは周囲にいません。
私は捕獲器が仕掛けたままとは
知らず仰天しました。
授乳中で
絶対にやってはいけないのは、
赤ちゃんを置き去りにして
母猫を捕まえることです。
赤ちゃんの居場所がわからないのに
母猫を捕まえたらダメなのです。
究極の選択
捕まった母猫を手術するか、逃がすか
究極の選択を迫られました。
①手術する
通常、TNRは2泊3日もかかります。
1日目・捕獲>2日目・病院入院・手術>3日目・退院、外に戻す
その間、放置された赤ちゃんは飢えと寒さ、
又は鳴き声でカラス等に捕食されて死んでしまいます。
②逃がす
赤ちゃんの命優先で、母猫を逃がす。
捕獲器の危険性を記憶し、
二度と捕まらなくなるでしょう。
トラップシャイと言います。
地域猫活動において
トラップシャイのメスは
繁殖元になる最も困った存在です。
絶対に捕まらない母猫が
毎年出産して、子猫20匹以上を
保護した経験もあります。
さあ、どうする?💦
**************
ペット終生飼養相談・支援ボランティア団体【登録制】
飼い主の健康上の理由などで
犬や猫を飼い続けることができなくなった場合に、
新たな飼い主につなげるための保護・譲渡活動をします。
▶ 対象:次の①~③の全てに当てはまる非営利団体
①18歳以上の方が2 名以上いる
②1年以上の譲渡活動経験がある方がいる
③代表者と構成員の半数以上が区内在住
※法人格の有無は問いません。
▶申込:事前に 電話で連絡の上、直接、生活衛生課 管理係☎5984-2483
私も申込みました
*************************************
下のバナーをクリックするとランキングの応援になります