【アパート解体・猫11匹 その13】

 

アパートの解体で

行き場を失った11匹の猫

 

徐々におうちが決まり

残るは5匹。

 

 

その一匹

メス、三毛猫のパトちゃん(6才)


保護当初は痩せて、

食べ過ぎて吐くを繰り返した。

皮膚はハゲて

手足や体が糞尿で薄茶色だった。

 

歯は全く無い

 

かわいい三毛猫

人なつこく、とてもいい子。

 

 

 

2019年、このアパートから

最初に保護した

さっちゃん、がんばちゃんのママだ。

(2匹は幸せな飼い猫になった)

 

 

そのパトちゃん、胸にしこりが見つかった。

乳腺腫瘍だ。

 

 

 

 

 

過去に乳腺腫瘍の看取りをしたことがある。

 

団地で独り暮らしが孤独死、飼い猫が外に放り出された。

鳴き声がうるさく、保健所で始末してと言われ

仕方なく、私達が引き取った。

 

 

10才以上の高齢、ステージ4の末期で、手術ができなかった。

腫瘍は自壊し悲惨だったが、5ヵ月生きた。

 

 

痛みや苦しみはできるだけ避けたい。

 

年令やステージを考慮して

獣医さんと最善の処置を考える。

 

 

まだ腫瘍が直径1cmと小さいし

6才なので切除手術することにした。

 

 

手術は成功。

パトちゃんはがんばってくれた。

 

 

マージン取って切ったのですごい跡

 

 

包帯の交換

 

術後服がかわいい。

 

翌日からごはんも食べた。

生きようとしている。

 

えらいね。強いね。

 

 

病理検査の結果

悪性腫瘍だった。

 

再発することもある。

 

転移は25%の症例で起こる。

 

パトちゃんは比較的早い処置だった。

腫瘍はまだ1cm

生存期間の中央値は21ヵ月

 

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元のアパートは多頭飼育崩壊しており

パトちゃんはいつも玄関上の棚にいた。

他に居場所が無かったのだろう。

 

 

うちでも12畳の居間に

常に入れ替わる約10頭の保護猫と暮らしている。

 

 

パトちゃんに残された猫生は何年だろう。

ゆっくり余生を過ごせる場所がほしい。

 

ハンディのある猫を迎えてもらうのは難しいけれど

あきらめずに、気長に募集は続けよう。

 

苦しい半生だったが、

最後は楽園にたどり着けるかもしれないから。

 

 

乳腺腫瘍は

第一期発情の前に不妊手術すれば

約9割が予防できる。

 

 

パトちゃんも早く手術してれば、

腫瘍で苦しむことはなかっただろう。

 

度重なる出産で

歯も子宮もボロボロだった。

 

 

 

飼い猫も野良猫も

不妊手術をしてあげてほしい。

 

それが猫のためだから。

 

 

せっかく救い出した命

再発しないで、天寿を全うしてほしい。

 

 

 

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