私達は練馬区公認ボランティアで
初心者の御相談にのるアドバイザーをしています。
前回のブログで紹介した
子猫が生まれた現場に
視察にお伺いする約束をしました。
写真を見たら安全な場所で
母猫は健康そうなので
離乳するまで母猫に育てさせるつもりでした。
子猫の健全な成長のために
母猫がベストです。
いくら人間が寝る間を削って授乳したって
母猫みたいに四六時中
お腹に抱いて保温して
おっぱい吸わせ、
お尻や体中を舐めて
子猫を幸せに安心させるなんて
できっこないから。
私の頭の中の計画では
離乳した頃に、子猫は保護して、
母猫は不妊手術して、
元の場所に返すつもりでしたが
実際に現場を見て
子猫の居場所が不安だったり
母猫が移動させる可能性があれば
即、保護するかもしれないことはお伝えしました。
この案件、
捕獲経験があるボランティアにとっては
さほど難しい話ではないのですが、
初心者ボランティアのAさんには
初めての一大プロジェクトですから
いろいろ心配して考えすぎたのでしょう。
午前11時に訪問を約束した日
なんと朝7時前に、突然
Aさんからの電話で起こされました。
(うちは夜更かしなので7時半起床です(笑))
「母子猫が箱にいたので
箱を閉じて捕まえ、屋内に運んだのですが、
母猫が暴れて屋外に逃げてしまいました。
子猫だけは確保しました。」
えええ???
なんと無茶なことを??
Aさんはいろいろ考えて
私達が来た時に
スムーズにお渡しするように
早朝から必死になって
捕まえようとしてくれたのです。
ともかく、母猫と離した以上は
授乳しないとマズイので、
すぐにもらいに行きました。
家に行くと、母猫は周りを
鳴きながら探しています。
すごく小さな、
きれいなお母さんでした。
赤ちゃんを取り上げ
お母さんを置き去りにすることに
Aさんも私達も複雑な気持ちでした。
連れ帰って授乳したものの
赤ちゃん達は
「お母さんと違う!」
とミルクの飲みが良くありません。
母猫と離すのは早かったが
今更、赤ちゃんは返せない。
さてどうしよう?
つづきます
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