世界中で猫に起因する
様々な問題が起きているため
猫が邪魔者、悪者に
されてしまうことがあります。
そもそも、外にこんなに猫がいるのは
迷子、捨て猫、放し飼い
不妊手術をしない人間たちのせいで
猫が悪いわけではありません。
猫問題の対策をする人達は
「猫が悪いわけではない」と
繰り返し繰り返し訴えています。
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昨日のYahooニュースに
御蔵島でノネコの保護活動をされる方が紹介されていました。
愛されて幸せになってほしい…「森に棲む野生の猫」に新しい飼い主さんを。
最初にこんな文章があります。
「オオミズナギドリを捕食するという理由から、
森で暮らす猫たちが“悪者”として扱われているのだとか」
「猫のためになれば、と信じて活動していますが、
ためになっているかはわからない」と長谷川さん。
「猫からすれば勝手に森に放たれて、
“悪者”扱いされた挙句、今度は島から出され……。
人のエゴで振り回してきた分の
尻ぬぐいをしている感覚です」と苦笑い。
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同じく、Yahooニュースから
奄美大島では、適切な飼育を啓発するために
ねこ条例をわかりやすく紹介するマンガ冊子を作り
全戸配布しています。
猫を正しく飼って “ネコレンジャー漫画”で啓発 希少種食害多発の奄美
その中で
「ねこ条例は、決して猫を、また猫を飼っている人を
悪者にしたいわけではなく、
猫を幸せにするための条例です。」
と述べています。
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奄美のノネコの本の帯にも書かれています。
「猫は悪くない。問われているのは人間だ。」
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関わる人達が何度も
「悪者ではない」と強調するのは
実際に猫が悪者扱いされているからです。
とりわけ外来生物として排除される猫については
「邪魔者だから殺処分するしかない」という
意見は出やすいです。
その一方で猫を好きな人、
飼っている人、大切に思う人も地元にいます。
猫の良し悪しの話になると
価値観の違いで対立してしまうので
「猫は悪くはないが、被害が発生しているので
その被害対策をしなければならない。」
で社会的な合意を形成していきます。
人間の感情にアプローチしないと
対策がスムーズに進まないのが
本当に難しいのです。
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パネル展「奄美からきたノネコたち」
2020/3/21(土)~4/19(日)
東京都中野区新井5-5-15 1F
西武新宿線 新井薬師駅南口 徒歩5分
03-5942-7155
営業時間 午前11時~午後10時(ラストオーダー9時半)
不定休:お店にお問合せください。