「奄美ノネコ駆除問題 その2」
週刊文春は60周年記念特大号
「奄美大島「世界遺産」ほしさに猫3千匹殺処分計画」
奄美のノネコ駆除問題は
「遠い島だけのこと」
「私達に関係ない話」
ではありません。
これをスルーすると
後々、外にいる猫すべてに波及してくる
危険をはらんでいます。
わかりやすく紹介します。
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そもそも
「アマミノクロウサギなどの希少種を
絶滅の危機から救うため
猫を排除しなければならない」
という大義名分ですが・・・、
猫を駆除しなくても
クロウサギは、大幅に増えていました。
クロウサギの生息推定数は
2003年 2,000~4,800頭
↓
2015年 1万5221~1万9202匹(糞の調査)
1万6580~3万9780匹(カメラの調査)
この数字は
朝日新聞が
情報公開請求をして
初めて発覚しました。
絶滅危惧アマミノクロウサギ、増加か 天敵駆除が奏功(3/25朝日新聞)
奄美は世界自然遺産登録をめざしており
クロウサギの生息数が回復したことは
良い話なのに、なぜ公開しなかったのでしょう?
公にすると
「ネコのせいでクロウサギが絶滅する」
の説得力がなくなります。
なぜ、ネコを悪者にして
駆除する方向に
持っていかなければならないのでしょう?
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クロウサギが増えたのは
天敵のマングース※を駆除した効果と言われます。
※マングース
毒蛇ハブを駆除する目的で、
1979年30頭を奄美に放しました。
しかし狙いは外れ、ハブではなく、
クロウサギなどが捕食される事態になりました。
ピーク時には1万頭に増えました。
マングースの防除を行っているのは
マングースバスターズの活躍で
頭数は激減しました。
捕獲数は
2005年 約2600匹
~
2017年 10匹
2018年 1匹
マングース対策の
環境省予算は
2018年度で2億500万円
2億500万円で
駆除したマングースは1匹
(2018年度事業計画によると、マングース駆除に44人を配置。)
税金である以上
その費用に見合う効果を
求められます。
マングースがいなくなると
事業や雇用の継続は困難です。
「マングース駆除事業」の終了という頃に
新たにスタートしたのが
「ノネコ管理計画」です。
請け負うのは同じ組織です。
駆除対象が
マングースから
ノネコに変わるだけです。
ノネコ管理計画の
環境省予算は
2018年度 約3千万円
2019年度 4577万円
今後9年
2028年3月まで継続されます。
19年度の予算をベースに考えると
4577万円×9年=4億1193万円
4億円以上の税金が
投入される可能性があります。
用途は
調査、捕獲の人件費、
ワナなど消耗品です。
つづきます
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