3/9(土)第4回 猫シンポジウム@練馬

 

申込みサイトページできました!

参加をご希望の方はこちらからどうぞ!

https://ws.formzu.net/fgen/S50492623/

 

時間:13:30~16:30

受付開始は13:15から。

※13時から300席の座席を並べます。お手すきの方は、ご無理のない範囲でお手伝いくださいますようお願い申し上げます。

 

区民・産業プラザ・ココネリ

3階ココネリホール

(会場300人)参加費無料

 

 

【内容】

猫問題の解決に

何よりも優先すべきが

不妊去勢手術です。

 

その不妊去勢手術の推進に

多大な貢献をされてきた方々を招き

課題解決の最短・最善の道筋を探ります。

 

【パネリスト】

どうぶつ基金 佐上理事長

いながき動物病院 稲垣先生

NPOねこけん 溝上代表

地域猫活動アドバイザー 石森氏

 

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【野良猫のいる社会といない社会 レポート3】

 

今回、参加した目的のひとつが

 

環境省 動物愛護管理室

長田啓室長の講演です。

 

長らくお世話になりました

則久室長↓の後任の方です。

 

【NPOゴールゼロで環境省を訪問。奄美ノネコ管理計画のディスカッション。】

 

 

「猫をとりまく諸問題を多面的に考える」

( )内は私の感想です。

 

野良猫、地域猫、飼い猫、ノネコなど

人間の都合でいろいろ呼ばれますが、

 

種としては、すべて

ネコ(イエネコ)Felis catus です。

 

そのネコは

侵略的外来種ワースト100に入っています。

 

(希少種を減少させている最大の原因は

自然破壊し、開発を進める人間なのですが・・・)

 

哺乳類では、他に

クマネズミ・ハツカネズミや、ヤギも含まれます。

 

鳥獣保護管理法において

ノネコ(常時山野にいて、もっぱら野生動物を餌とするもの)は

狩猟鳥獣に指定されています。

 

(町の中の野良猫は、適用されません。狩ったり、殺したりはダメです)

 

地域猫とは何か

 

猫による危害や、迷惑な問題を防止するため

不妊去勢手術を行い、

地域住民の理解のもとに管理する対策です。

 

行政がやるべきは、

地域の実情にあった計画づくりなどの支援や

のらねこを生み出さない取組を進め、

引取り数を減らすことです。

 

 

日本ペットフード協会の全国犬猫飼養実態調査のデータから

 

飼育頭数は犬が減り、猫が増えています。

ただ猫は多頭飼いの比率が高いため

飼育世帯数では、まだ犬の方が多いです。

 

 

野良猫・地域猫は何頭いる?

 

「粗っぽい計算ですが・・・」とことわりながら

データから類推してみました。

これはおもしろかったです。

 

実態調査から、

外猫に餌を与えている人の割合と

餌を与える頭数の平均はわかります。

 

そこで日本の世帯数にこれらを掛け算しました。

 

その結果がこちら↓

右端の外猫推定数

平成27年まで減ってますが、その後、増加に転じ

平成30年には、大幅に増えています。

 

飼育頭数に匹敵する外猫がいる?増えているかも?

 

(思い当たるふしはあります。高齢・引越しなどの理由で飼えなくなった猫は、

「殺処分ゼロ」の圧力もあり、行政が引き取らないので町中に置き去りにされています。)

 

行政の引取り数は年々、減少しています。

特に犬は狂犬病予防法のため、大きく減りましたが、

猫はそれほどではありません。

 

譲渡率も犬が高く

比較すれば猫はまだまだです。

 

殺処分数は

犬より猫の比率が高い

 

引取りの内訳を見ると、犬猫にハッキリ違いがでます。

左が犬、右が猫

差が大きいのは青い部分・幼齢、つまり子猫です。

 

(殺される最大部分が子猫だから、

産まれない対策をするのが最善策とわかります。)

 

人間社会において、猫は困った存在でもあります。

 

猫にまつわる苦情

・車に傷をつけられた

・飼い鳥をやられた

・糞が臭い

・さかりの鳴き声がうるさい

 

さらには

・感染症のリスク(猫も人も)

 STFS、狂犬病、トキソプラズマ・・・

・交通事故のリスク(猫も人も)

・生態系被害(希少種等の捕食)

・ねこ好きなAさんと猫嫌いのBさん

 

最も厄介なのは、一番下

もともと相性の悪いAさん、Bさんに、

猫が絡むことでご近所トラブル・代理戦争に発展します。

 

行政が殺処分しているのは、猫全体では

ほんの一部です。福岡市を例にします。

 

殺処分はどんどん減り

平成29年は314匹です。

不幸な死に方はこれだけでしょうか?

 

いえいえ、

交通事故などで路上で収集された死体の数は

5291頭もいるのです。

なんと殺処分数の17倍近い。

 

野良猫の一生

 

800万頭(?)の外猫から、

毎年1千万頭規模の子猫が生まれ

行政、団体、個人に数万頭が引き取られ

ほとんどは野外で死亡し、一部が大人になる。

大人になった猫は、毎年数十万頭が交通事故で死亡し、

うち数万頭が地域猫や譲渡対象になっていく。

注:あくまでも粗い試算です。

 

(市民力を甘く見てはいけません。

私の家だけで、年間約100頭の手術、70頭の譲渡してますが

その何倍もやっているTNRや譲渡に特化した愛護団体はあります。

また、わずかな頭数を手術したり、譲渡する一般市民のすそ野は広く、

一番下の地域猫や譲渡対象になる数は一桁多い数十万頭いくでしょう。

 

それにしても、800万頭(?)総数から見れば微々たるものなので

野良猫が多いことには変わりありませんが・・・)

 

猫が外にいる意義

 

・愛情を向ける対象

・使役動物(ネズミの捕獲)

・観光資源・文化的資源

・人と動物の限られた接点

 

とりわけ都市部においては、

野良猫は動物との唯一の接点です。

 

最後、まとめです。

 

人と動物が共生する社会を考える

猫から考える「人と動物の共生する社会」の将来像は?

 

<飼い猫を取り巻く状況>

・犬猫の販売価格の上昇

・室内飼育の普及

・飼い主責任の徹底

 

<野良猫特有の課題>

・所有権のない動物(野良猫)の管理責任

・地域猫活動の普及

 

(地域猫活動はあたりまえの社会にしていかないといけませんね)

 

・・・・ということで、

ようやく本題の

「野良猫のいる社会いない社会」に続きます。(;^_^A

 

 

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来年のイベントのおしらせはホームページ

 

2/9.10.11 長野県上田市

カッパちゃん写真展

 

 

 

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カッパちゃんも参加するよ!
 
写真展「みんなネコ」
2月12日~22日  
パナソニックセンター大阪
(〒530-0011 大阪市北区大深町 4番20号グランフロント大阪 南館 2階~地下1階)
 
内容:かわいい元保護猫の写真パネルとメッセージ30枚を展示
趣旨:コンセプトは「保護猫を普通の選択肢に」
 
関連イベント:2月2日、3日 ①ネコ検定クイズラリー ②ねこ検定トークライブ(清水満さん×姉川ユウコさん) ③くまお母トークライブ

 

 

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2/17(日)山形県

飼い主のいない猫対策セミナー 

 

 

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2/23(土)長野県上田市 地域猫セミナー

第2部:1:00-2:10

サントミューゼ小ホール(上田市天神3-15-15)

自治会役員・一般市民向け

 

第3部 3:00-4:30

駅前ビル「パレオ」2階会議室(上田市天神1-8-1)

行政職員向け

 

講師:地域猫活動アドバイザー石森氏・ねりまねこ 

主催・共催:上田市、NPO一匹でも犬・ねこを救う会

 

 

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3/9(土)第4回 猫シンポジウム@練馬

 

参加希望の方は、申込みサイトページからお申込みください!

https://ws.formzu.net/fgen/S50492623/

 

区民・産業プラザ・ココネリ

3階ココネリホール

(会場300人)参加費無料

 

 

猫問題の解決に

何よりも優先すべきが

不妊去勢手術です。

 

その不妊去勢手術の推進に

多大な貢献をされてきた方々を招き

課題解決の最短・最善の道筋を探ります。

 

【パネリスト】

どうぶつ基金 佐上理事長

いながき動物病院 稲垣先生

NPOねこけん 溝上代表

地域猫活動アドバイザー 石森氏

 

 

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JCOMで放送されたインタビュー

YouTubeで公開中!

 

練馬人図鑑・NPO法人ねりまねこ

 

 

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