幸せになった

ひめちゃん親子の一方で、

 

ひめちゃんがいた現場は

再び荒れていました。

 

 

ひめちゃんの現場のおさらいです。

 

 

昨年、小さなひめちゃんが

突然町に現れました。

(誰かに捨てられたのかもしれません)

 

可哀想に想い、

若い奥様・Aさんなど

数件が餌をあげました。

 

 

すでに妊娠していたようで

ほどなく4匹の子猫を産みました。

 

近隣にすむ高齢のBさんが

Aさんを見咎めて

餌をやるなと叱りました。

 

 

餌やりをめぐり、

近隣が対立する中

再び、ひめちゃんのお腹が

大きくなりました。

 

見かねたCさんが

保健所に相談し、

私達が対策にいきました。

 

 

私達は、周辺に広報し、

成猫7匹を不妊去勢手術して、

臨月のひめちゃんは保護しました。

 

 

餌やりAさん、

保健所に相談したCさんなどが

手術費用をカンパしてくれました。

(苦情者Bさんは協力しませんでした)

 

これにて一件落着とブログにも書きました。

5/1「そして丸くおさまった」

 

ところが丸くおさまってなかったのです。

 

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不妊去勢手術を終えた猫は

周辺で生息しています。

 

餌やりを叱る高齢のBさんは

それが気に入らず、

猫アレルギーのDさんを伴い、

 

餌やりAさん宅に抗議に行きました。

 

 

「餌やりはやめなさい」

「糞尿や猫アレルギーで迷惑だ」

「そんなに餌をやりたいなら家に入れなさい」

「うちさえ来なければいい。よそに行けばいい」

 

 

これにはAさんも参ってしまい

私達に相談してきました。

 

 

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

 

 

高齢のBさんは

一番古い住人です。

 

ことあるごとに

新参者に文句を言い

周囲は関わりを避けていました。

 

 

餌やりをめぐり対立が激しくなり、

見かねたCさんが

地域猫活動の呼びかけをしたら、

最初はBさんも大賛成でした。

 

 

ところが、手術費用を

皆で集める話になった途端

 

 

「猫がいなくなったら、

ネズミが来るので困る。

猫はいた方がいい。

余計なことはするな」

Cさんが叱られて頓挫しました。

 

 

 

以前はBさんも

出汁をとった後の煮干しなど

食べかすを猫の餌に

あげていたそうです。

 

 

そこで私達が介入し、

対策を広報し、全頭の不妊去勢手術を行い、

ひめちゃんを引き受けました。

 

 

餌やりさん達は手術費用を負担し、

マナーを守っています。

 

 

Bさんもその時は

「お金を払ってくれたなら、文句も言えないわねえ・・・」

と一旦は矛を収めてくれたのですが

 

再び、虫の居所が悪くなり、

ひと悶着となったようです。

 

なお、Bさんは

他にも餌をやっている人を

知っていますが

叱るのは若いAさんだけです。

相手が弱いと思って

文句が言いやすいのでしょう。

 

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整理しますと、

もはや、猫ではなく

人間同士の問題です。

 

 

 

Bさんは周囲とのコミュニケーションが困難で

自分の気に入らないことはやめさせないと

気が済まない性格です。

もしかしたら老化現象かもしれません。

 

 

 

 

 

人間の心を変えることは難しいです。

 

いくら誠実に

飼い主のいない猫対策をしても

解決できないこともあります。

 

 

ただ・・・

 

どんな問題も、

時が解決します。

 

 

 

外猫の寿命は4-5年です。

 

 

 

若いAさん夫婦は、賃貸暮らしなので、

こんなに不愉快な思いをさせられたら

引越ししてしまうかもしれません。

 

 

そしてBさんも高齢です。

叱るエネルギーも

そろそろ無くなるでしょう。

 

 

 

 

 

だから、なんとか穏便に

あと数年やり過ごせば

 

猫か、Aさんがいなくなるか

Bさんがおとなしくなり

終わる問題です。

 

 

 

 

今後、Bさんが苦情したら

正攻法で理解を求めずに

(それは既に十分やってきたので)

 

Aさんは

「餌やりはやめました」と

ひとこと言って、

苦情者Bさんとは、もう会わない

関わらないことをお勧めしました。

 

 

 

餌をやる人は

他に何件もいます。

猫たちは安全な場所で

生き抜いてほしいです。

 

 

ひめちゃん親子を、

その場に置いたままだったら

 

餌ももらえず、

5匹の子猫を連れて、

さまよっていたかもしれません。

 

対立のおかげで

親子がそこから離脱し

幸せになったのがせめてもの救いです。

 

 

 

 

 

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第4回 練馬区ボランティア連絡会

7月6日(金)午後6時~8時

ココネリ3階 研修室2(定員48人)

 

無料、途中入退場可

 

練馬区内で猫問題の解決に

関わる人達の情報交換会です。

餌やりさん、個人ボランティア、町会、自治会など

どなたでも参加できます。

 

内容

①NPOねこけんさんVTR(5分)「9年目の抱擁」

ある駐車場での地域猫活動を追ったショートムービー

②餌やりについて ディスカッション

 

席数に限りがあるので、

お申込みはお早めにお願いします。

nerimachiikineko@yahoo.co.jp

 

 

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先日、JCOMで放送されたインタビューが

YouTubeで公開されました。

 

練馬人図鑑・NPO法人ねりまねこ

 

 

 

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7/15 (日)「ネコ市ネコ座」

東京ドームシティ 

講演:「奄美大島のノネコ問題について」NPOゴールゼロ(仮)

 

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7/21 アニマルラブフェスタ2018

帝京科学大学シンポジウム

 

テーマ

「飼い主のいない猫:人と猫が共生できる社会にするために」

場所:7号館 7203教室 7202教室

時間:13:00~15:30

アクセスマップ

 

シンポジスト

植竹勝治先生(麻布大学教授)

加隈良枝先生(帝京科学大学准教授)

川井洋子理事長(あだち動物共生ネットワーク・東京都動物愛護推進員)

​高橋真吾様(東京都福祉保健局健康安全部環境保健安全課統括課長代理(動物管理担当)

NPO法人ねりまねこ

 

 

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地域に住んでいる「飼い主のいない猫」。

その猫を地域の理解のもと適切に管理する「地域猫活動」を勉強してみませんか。

 

7月22日(日) 
13:00~16:30
高津区役所5階 会議室 (高津区下作延2-8-1)

 

※高津市民館ではありません

 

申込み方法:

電話、FAX、メール、郵送いずれかの方法で健康福祉局保健所生活衛生課までお申込みください。

参加者氏名、住所、電話番号を御記入ください。

 

川崎市 健康福祉局保健所生活衛生課

電話:044-200-2447

ファクス:044-200-3927

メールアドレス:40seiei@city.kawasaki.jp

郵送:〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1番地

 

申込み期間:7月20日(金)まで

 

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