昨年の秋、
高齢女性から電話があり、
 
「子猫がいるので
引き取ってくれませんか?」
 
と言われました。
 
 
 
突然、なにかと思いましたが、
私達は不妊去勢手術や
餌やりマナーの向上させる活動をしていて
猫の引取りはしないと説明しました。
 
 
 
「でも・・・前に引き取ってくれたから・・・」
と食い下がるので、
 
どちらの方かお尋ねしたら
夏に活動をおこなったアパート群でした。
 
 
 
餌やりする人は複数いましたが、
不妊手術はされず、
子猫が10匹も生まれていました。
 
大家様とご相談の上、
成猫は手術して耳カットして、元の場所に戻し、
子猫全頭を保護しました。
 
 
 
小さすぎる子猫は手術できないし、
残せば、やがて
糞尿や餌やりのトラブルの元になる
可能性が高いからです。
 
なにより、小さくかわいい子猫は
譲渡が可能だからできたことです。
 
 
 
 
 
 
この時、
一匹の母猫が子猫を
別の場所に隠していました。
(母猫は手術しました)
 
 
2ヵ月後の視察で
私達も子猫の取り逃しに気づきましたが、
 
すでに子猫は大きく
保護対象ではないので
成長を待ち、手術することにしました。
 
 
 
 
 
相談してきた高齢女性は
その子猫たちに
餌を与え面倒を見ていたのです。
 
 
 
 
 
 
私達にすぐに連絡しなかった理由は
 
 
先のことまで考えなかった
子猫がかわいく、取られたくなかった
手術や保護費用を払いたくなかった、
などでしょう。
 
 
 
 
 
ところが、その後
アパートの管理会社から
餌やり注意の通告があり、
ご主人からも餌やりをやめるように言われ
途方にくれたのです。
 
 
 
 
 
小さな子猫は譲渡可能ですが
大きな子猫は簡単ではありません。
 
 
 
高齢の女性は
うちに戻されても困る、餌はやらないと
冷たいことを言いますが
 
私達もおいそれと引き取れないので
手術して戻しますと、キッパリお伝えしました。
 
(他のアパートは餌やり禁止ではないので、
よそに行けば生き抜けると思いました)
 
 
 
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
 
そして捕まえたこの子達。
 
おばあさんのベランダに
居着いているので、
すぐに捕まりました。
 
 
 
案の定、サイズは大きい。
白が多い白黒は、あまり人気が無く
譲渡が滞る色柄です。
 
 
でも2匹とも女の子で
とても優しい目をしています。
野良猫ではなく、餌付けされた猫の顔です。
 
 
 
手術をして返しても
もうおばあさんは
餌をあげません。
 
子猫たちは、ベランダで
鳴き続けるでしょう。
 
 
猫は可哀想だし、
おばあさんも困るでしょう
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私達が無理をすれば何とかなる。
 
 
 
2匹を引き取ることにしました。
 
 
 
 
おばあさんにそう伝え、
せめて子猫に、お餞別がわりに
仮の名前をつけてあげてくださいと
お願いしました
 
 
それまで冷たく、
身勝手な物言いだったおばあさんが
涙ぐみ、お礼を言いました。
 
初めて、本来持っていた
子猫たちへの愛情や優しさを
見せてくれました。
 
そして、あの子達のごはん代にと
お金を包んでくれました。
余裕はないはずなのに。
 
 
 
 
 
 
 
 
しっぽの短い子が、半分の半ちゃん
ちょっとおてんばで、ちゅーるが大好き
 
 
しっぽが長い子が、長ちゃんです。
穏やかで、だれでも撫でられます。
 
おてんばな半ちゃんも、布団に来ます。
 
 
2匹は仲良し、いつもいっしょ
 
 
予想通り、譲渡は進まず、(笑)
ぐんぐん成長中です。
 
 
 
もうすぐ、次のシーズンの子猫が
わんさか来るでしょう。
 
 
その前に、おうちを
見つけてあげないと。
 
がんばろうね。
はんちゃん、ちょうちゃん。
 
 
 
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
 
 
猫トラブル解決のシンポジウム
 
 
私達の友達も、ねこけん関係者様も
もれなく入力をお願いします!(;^ω^A
 
(職業・所属欄は任意ですが、愛護団体・行政・獣医師など関係者は、
できるだけ、入力お願い致します。)
 
_____
 
午後1時:座席並べのご協力をお願いします。
午後1時半:受付開始
 
 
 
第3回 猫シンポジウム
「人と猫が平和に共生できる社会をめざして」
3/3(土)午後2時~5時(開場1時半)
練馬駅北口徒歩1分
ココネリホール(定員300人)
 
 
 

 

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
 
カッパちゃん写真展in秋田
 
2/15-18
秋田県生涯学習センター
 
2/20-27
秋田市立土崎図書館
 
 

下のバナーをクリックすると

ランキングの応援になりますヽ(^o^)丿