引越ししたから言えるシリーズその2
多頭飼育崩壊しそうだった
猫アパートのBさん
野良猫に仏心で
餌をあげたら、
だんだん増えて
20匹近くになりました。
古いアパートで
近いうちに取壊しのため
新規の入居はなく
住民は高齢のBさん夫婦だけでした。
常に餌は足りず、
痩せて、不健康でした。
私達が関わった中で
最も猫の健康状態が悪い場所で
「産まれた子猫はみんな死ぬ」
と言われました。
私達もボランティア経験が浅く
病気の猫を見慣れていなくて、
正直、怖かったです。
※子猫たちは皆、素晴らしいおうちにもらわれました。
対策は基本的に
猫屋敷Aさんと同じ。
餌やりのマナーを守っていただき
適正な飼育・管理をお願いします。
成猫全頭の不妊・去勢手術を行い、
頭数を減らし、生活環境を改善させるために
子猫全頭を保護しました。
(※練馬区の地域猫活動には、保護活動は含まれないので、
あくまでも私的なボランティア活動です。)
猫屋敷Aさんと違い、ここは、
地域猫活動にしました。
まず、町内会長に、保健所と
対策の趣旨説明を行いました。
アパートの近隣住民にも
対策をお知らせし、
ご理解とご協力をお願いしました。
ボランティア仲間のKさんが
定期的に通い
フードの支援や清掃を行いました。
具合の悪い猫は預かり、
通院や治療、看取り、埋葬も
サポートしました。
そうして、徐々に猫の数は減り、
周辺環境は改善していきました。
近隣に、私達の努力や成果を伝えることで
アパートのBさん夫婦は
責められることはありませんでした。
猫屋敷Aさんのようにたった一人で
身銭を切って必死でがんばっていても
周囲の人がそれを知らなければ
悪者にされて、攻撃されてしまいます。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
私達が対策を行い、5年後。
ついにアパートの立ち退きを迫られました。
約20匹いた猫は4匹まで減りましたが
4匹の猫と入居させてくれる
予算内のアパートは見つかりません。
残った猫は、7才以上、シニアの年代で
お外暮らしも、飼い主探しも困難です。
置き去りにされたら困るので
一緒に暮らす方法を模索しました。
その結果、
息子さん夫婦と同居することで
家賃の予算が2倍になり、
中古の一戸建てを
借りることができました。
支援を続けたボランティアKさんが
引越しが済むまで猫を預かり、
車でお届けをして無事に解決しました。
多頭飼育崩壊を防ぐには、
とにかく早く、
不妊・去勢手術を行い、
繁殖を止めることです。
今回のケースも
4匹だから連れていけましたが、
20匹だったら、
置き去りにするしかなかったでしょう。
引越しシリーズ、続きます( ^^)
▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
飼い主様募集中→ペットのおうち
上・長ちゃん・メス
下・半ちゃん・メス
▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
下のバナーをクリックすると
ランキングの応援になりますヽ(^o^)丿