ゆずの回復を喜んでくださり、
ありがとうございます。
私もゆずが完治できるのか
全く予想ができませんでした。
お尻の穴が狭い
肛門狭窄
便秘と下痢で
赤く炎症を起こし
綿棒も通らないほどでした。
便を柔らかくする食事や薬では
限界がありました。
ゆずは
トイレに行き、
いきむのですが、
排便できません。
毎回、痛くて
大きな悲鳴を上げていました。
小さな穴から
漏れ出た下痢便で
ゆずも部屋も汚れていました。
便が溜まると、
食べず、おう吐、衰弱し
そのたびに病院に駆け込みました。
主治医からは
根本的な治療は
狭窄部(肛門括約筋の部分)
の切除しかないが、
腸から
糞便が垂れ流しになり
生活の質を下げるので
手術に慎重でした。
保護してから、
ずっと、お尻は下痢便まみれでした。
シャンプーしても、その場しのぎです。
鎖肛や肛門狭窄で
排便できなければ、
成長する前に死んでしまうので
症例は多くありません。
(丸い固まりは糞です)
そこで、
難病の治療経験がある
東大動物医療センターを
紹介されました。
東大でも
肛門狭窄の症例は
多くありませんが、
症例の多い食道狭窄の
手術方法を応用しました。
バルーンを膨らませ
腸が裂けないように、慎重に
狭窄部を拡張させる方法です。
手術後は、指先を入れて
拡張を維持するように言われました。
怒るゆず。指は痛いから大嫌いです。
夫がゆずを押さえて
私が指を入れました。
当初は
小指の先も入りません。
ゆずの肛門は
バルーン拡張で内壁が出血していました。
痛みで悲鳴をあげて
こっちも泣きたいくらいでした。
私のせいで、
腸が裂けたらどうしよう
逆に、塞がってしまったらどうしよう
朝晩、2回の
指拡張の時間は
ゆずも、私達もつらかったです。
当時のゆずは、食も細く
消化不良・栄養不良で、がりがり
毛並みもバサバサでした。
私は先の見えない治療に不安になり
「ゆずは普通の暮らしが
できるようになるでしょうか?」
と先生に聞きました。
先生は
「同じような症状で、
完治して普通の生活をしている子もいますよ。」
と明るく励ましてくれました。
最近はインフォームドコンセントで
人間でも動物でも
最悪のケースの話ばかりされることが多いので、
先生の明るさにはとても救われました。
最初は小指の先も
入らなかったのですが、
2度、3度の手術で
どんどん肛門は開いてきました。
最後はゆずに
さほど痛がらせず
人差し指が
すっぽり入るくらいまで、
できるようになりました。
そして、5ヵ月後、
何もしないでも、
朝晩、排便する
普通の生活が
送れるようになりました。
小柄だけど、とてもきれいだし、元気な子です。
ゆずは、すごくがんばりました。
あきらめないで、
手を尽くして本当によかったです。
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良いご縁がありますように。
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