たくさんの猫を保護しましたが、
健康でかわいくて、すぐに飼い主様が見つかった子達よりも、
さまざまな問題を乗り越え、ご縁が見つかった子達の方が心に残ります。

その中の一匹、目が見えない三毛猫のかなえちゃん
目が見えないことなどお構いなしに、天真爛漫で元気な子です。


かなえちゃんを迎えてくださったのは、練馬の隣接区にお住まいの、とても素敵なご夫婦です。
たまたまドキュメンタリー映画の取材と重なり、かなえのエピソードは記録映像としてずっと残ることになりそうです。

かなえちゃんは、
「目がグッドになりますように」「幸運に恵まれますように」
との願いを込めて、メグちゃん という名前をもらいました。

【キャットタワーの上り下りもできるし、生活は普通の子と変わりません】


初めてお届けする時は、安全な一室で慣らしてから、徐々に行動範囲を広げてもらうようにお願いしています。
怖がって隠れる子猫もいますし、先住猫とケンカになることもありますので・・・。

ところが、こちらのお宅には、小さな一室というものがありません!
全ての部屋、階段スペースにも扉がないオープンな作りでした。
太陽熱を採り入れ、廊下も風呂場も室温差がないOMソーラーの家だそうです。

とても素敵な住み心地いい家ですが、さて困りました。
めぐちゃんは初日から、オープンな広い一戸建て暮らしとなり、先住猫とも隔離はできません。

こちらは初日。
先住猫のぱふちゃんと、ソフトケージで保護してのご対面。
パフちゃん、いきなりケージの上に飛び乗り、お互いに威嚇してしまいました。



私の取り越し苦労だったようで、めぐちゃんは自分の居住スペースを理解し、先住猫との共生はできているそうです。

2匹は徐々に慣れてきて、一週間するころには威嚇がなくなり
鼻さきをつけて挨拶したり、お尻のにおいを嗅いだりしています。

【お揃いの首輪をご用意してくださいました】


奥様は副業でイラストとデザインもされます。
それぞれの特徴をとらえた、オリジナルのかわいい年賀状。
左下の「新入りです」と書かれているのが、めぐちゃん。
深い愛情を感じます。



これまでにもハンディのある猫を保護してきました。
3本足のみみちゃん
片目のあいちゃん
そして今回の目が見えないかなえとひかり


ハンディのある子達を迎えてくださった家族は、
障害も個性として受け入れ、偏見がなく
弱いものへの慈しみ、優しさがある素晴らしい方達ばかりです。

可愛がってくださり、心から感謝しています。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。


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