ゼロ! こぎゃんかわいか動物がなぜ死なねばならんと?/集英社

⑥動物愛護団体=怖くて面倒な人
センターに「殺処分をやめろ」と一方的な抗議の電話で業務妨害をする人もいる。 悪いのは持ち込む人間なのに、尻拭いをさせられている行政職員に攻撃の矛先を向けてしまう。
エキセントリックで、動物愛護という面目のもと、一方的な他人への攻撃と自分に都合のいい主張だけを繰り返し、論理的な話ができない。
行政や獣医師会は標的にされ、攻撃を受けてきたため、動物愛護団体への印象が悪く、当初は協働ができるとは思えなかったそうです。
最終的には、良識ある愛護団体が協議会に加わり、熊本の愛護推進に強力な力を発揮することになりました。
・・・・愛護活動に関わる人間は、良識を持って行動しなければ、人々の共感を得ることができません。
感情に任せて、他人の攻撃ばかりをしていては、本来の目的である動物愛護の推進から遠のくばかりです。
⑦救える動物はほんのわずかだが、それでも大きな意味がある
「その子を救えた」
その時の華やかな気持ち、温かな感情があれば、辛い現実にもう少し向かう気力がわいてくる
・・・・この気持ちはわかります。何かのご縁でうちに来た子達。
過酷な外生活から、新しい飼い主様の元に行き、幸せに暮らしている様子を見ると、こちらも幸せな気持ちになり、もっとがんばろうという気になります。
⑧殺処分数を削減するには、飼い主のいない猫の対策がもっとも最重である。
センターに収容される猫のほとんどは、野良猫が産んだ子猫。
またセンターに寄せられる苦情の7割は猫によるもの
糞尿、庭を荒らされた、車を傷つけられた・・・
さらに野良猫問題を複雑にしているのは餌をやる人の存在
怒りの矛先は猫ではなく、餌やりに向いていることも少なくない。
それらの飼い主のいない猫の問題を解決するために、地域猫活動が有効と考え、先駆している新宿区の指導を仰いだ。
熊本にあった地域猫活動を進め、成果をあげつつある。
・・・・センターに持ち込まれた犬猫を保護・譲渡するのは、大変なお金・時間・労力が必要です。
だから、まずは、持ち込ませない対策に力を入れなければなりません。
去勢手術の徹底で、産まれる子猫の総数が減れば、センターに持ち込まれる子猫も減るでしょう。
私達が勧める地域猫活動は、実は、殺処分数の削減に大いに貢献しているのです。
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