昨日の記事で
「どんな猫にも100%飼い主を探すことができる」について、ちょっと補足します。

全頭の譲渡を成功させているというのは、
あくまでも譲渡対象の猫たちのことで、
当初から、譲渡対象外の猫は含まれていないと思います。

譲渡対象外とは、回復の見込みがなく看取りで保護した猫や
介助の負担が多すぎる猫などです。
そういった猫はボランティア宅の飼い猫になるのでしょう。
 

「どんな猫も100%飼い主を探せる」という言葉は
必ず探すというボランティアさんの決意であり、
「どんな子にもチャンスはある」 と言いたかったのでしょう。

保護する数が多ければ、譲渡が難しい猫に出会う数も増えます。
エイズ・白血病・FIPなどの感染症、けが、病気・・・
それでも出来る限りの治療を施し、その後もサポートを続けることで、受け入れてくださる方につながることもあります。

そもそも、期間の制限はないのですから
諦めない限りは、「募集中」で「譲渡不成立」とは言いません。

最近読んだ、殺処分ゼロをめざす熊本市動物愛護センターのノンフィクション
「ゼロ」という本に勇気付けられる話がありました。

譲渡希望者が現れないMという犬のエピソードです。
特別悪いところはない平凡な犬ですが、良縁に恵まれず、いつしかMはセンターにいるのがあたりまえになりました。
保護して2年2ヵ月後、ついにMに希望者が現れたのです。
Mを知る関係者全員が大喜びしたのは言うまでもありません。
Mはセンターの最長保護記録でした。
逆に言えば2年2ヵ月以内に譲渡を成功させているセンターはスゴいです。

時間はかかるかもしれませんが、諦めないことです。
どの子にも、きっと、どこかに運命のおうちがあるはずですから。


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