動物愛護シンポジウムで、今回のメインテーマは
東日本大震災において動物救援に携わる方達の報告でした。



講演は、
岩手県は獣医師会会長
宮城県は仙台市動物管理センター主幹
福島県は環境省動物愛護管理室

どの方も、最前線で活動されているので、話はとてもリアルでした。
人の生死もわからない深刻な状況で、限られた人材と予算で、動物の救援活動をすることがどれほど困難か、よく理解できました。

岩手と宮城の報告には、苦しいながらも前に進む印象を受けましたが、福島はより厳しいと感じました。


警戒区域内の状況は、一般市民にあまり見えてこないので、具体的な数字で説明します。

福島の警戒区域から保護したペットは
犬428頭、猫322頭。(H23/4/28~24/7/25)

元の飼い主に返還されたのは
犬136頭、猫128頭
新しい飼い主に譲渡されたのは
犬169頭、猫24頭
(H24/5/31現在)
残念ながら、内部被ばくなどの不安から、返還、譲渡ともになかなか進みません。

保護中のペットは、福島シェルターと、動物病院に一時預かりされています。
福島シェルターの収容状況
第一シェルター 犬27頭 猫0頭 (H24//9/27現在)
第二シェルター 犬58頭、猫179頭(H24//9/9現在)

今後の対策としては、
①9/7~10/2まで、警戒区域内で保護活動と生息状況調査
②第2シェルター敷地内に臨時シェルターを増設
③飼い主への返還、新たな飼い主への譲渡の促進のため、内部被ばく調査や不妊・去勢手術を実施する。

目先の対策はわかりましたが、環境省として最終的な落としどころをどのように考えているか、将来的なビジョンが見えてきませんでした。
警戒区域内には、まだたくさんの動物が残されています。
保護し続ければ、すぐにシェルターはいっぱいになり、次々、臨時シェルターを作る予算も人材もありません。


最後に環境省の方が言っていました。

「福島の話をすると、よく受ける質問があります。
  『私にできることはありませんか?』

福島シェルターに来てボランティアをしたり
募金をしてくれたら、ありがたいけれど・・・
東京の人が東北に行くのは大変だし、学生さんなら、募金も難しいでしょう。

だから、まずは知ってもらうこと。
そして周囲の方達にも、ぜひこの話を伝えてください。」

・・・まずは知ること。とても大切なことです。
そこから何かを感じて、行動に移すかは個人に委ねられます。

私達も2年前は、普通のペットオーナーでした。
猫を飼い始めて、猫の情報に触れる機会が増えました。

そこで初めて、
捨て猫の多さ、虐待する人達、年間20万頭もの殺処分、
などの深刻な問題があることを知りました。

最初はショックで、知りたくないと思いましたが、目をそらしても不幸な現実はなくせません。
それに気づいた時、逃げるのをやめました。

自分達にできることがあればやってみよう。
そして練馬区で公募していた地域猫推進ボランティアになりました。

まずは知ること
悲しみ、怒り、さまざまな感情が沸くでしょう。
悲惨な現実に絶望するだけでなく、現実をより良い方に向けることに、
少しでも多くの方が、できることで参加してくれたら、
「人と動物も幸せに暮らせる社会」の実現に近づくでしょう。


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