地域猫説明会のつづきです。
善意のボランティア活動も、好き勝手に行うと、周囲から反発を招くこともあります。
失敗に陥らないように、練馬区の手引きでは、注意点をあげています。
私が、いいポイントだと思った箇所を紹介します。
【ブログ・HP】
広く公開するので、地域が特定されたり、人が不快になる内容は厳に慎み、良識ある内容にする
【猫の譲渡】
譲渡活動は地域猫活動には位置づけていない。自分の責任において行うこと。一匹でも多く不妊・去勢手術を進めることが大切で、譲渡に時間とお金をかけすぎるのは合理的でない。
住民は「ボランティアに引き取ってもらおう」と安易な方向に流れ、意識が向上しない。
【寄付】
寄付をいただいた場合、病院の領収書のコピーや会計報告書を渡し、使徒を明確にすること
【ボランティア同士の関係について】
他のボランティアの活動方法が自分と異なっていても、それを尊重すること
相手の活動を否定する言動は絶対に慎む
【活動の心得】
・動物愛護と人間関係のバランス
猫の愛護に偏ると、住民の理解を得られない
地域住民に共感し、配慮することが活動を成功させるポイント
・ケンカは絶対にしない
苦情には、相手の話を聞き、言い争いは絶対にさける
丁寧に説明し理解を求めること
・地域から信頼されるように謙虚に良識的に活動すること
ボランティアが信頼されると、自然と猫も地域から愛されるようになる。
逆に、ボランティアが地域で嫌われると、猫が責められるようになる。