前回の愛護法の見直しの際は、ペット業界VS愛護団体&愛護活動家でした。
一般市民は、その問題をよく知らず、パブコメもほとんど参加しませんでした。

しかし、今回のパブコメの数字を見れば、多くの一般市民が参加していることは明らかです。
動物愛護の意識は確実に進んできています。

ねりまねこ・地域猫

今回の結果を見ますと、一見、愛護側の圧勝のように見えます。
特に最初の項目、深夜販売や移動販売の規制で、大差をつけているからです。

しかし、その販売方法を行なう会社は限られ、業界全体としてはここは譲ってもいいポイントです。

では、業者側が譲れないポイント、死守したかったのは何でしょうか?

愛護側は全項目に意見をした人が多かったのですが、業界側が組織票を動員したのは以下の項目です。(昨日の記事で赤色にしたところです。)

5)幼齢動物を親から引き離す日齢
   8週齢未満の販売は禁止 43,295
   8週齢以上の規制措置を講じる 19,099

45日齢未満の犬猫を規制対象とすべき 31,408
   業界の自主規制に任せる 2,464
   現行基準のまま 12,500

(6)犬猫の繁殖制限措置に賛成 57,474 / 反対 34,753

(7)飼養施設等の数値規制に賛成 39,983 / 反対 34,100


深夜販売・移動販売・ネット販売の規制を受け入れて、一見、業界側が大きく譲歩したように見せかけて、本丸の販売日齢はじめ、繁殖制限措置・施設の数値規制などが業界に都合のいい結果に落ち着くのではないかと懸念します。

動物取扱業に関する議論とパブコメは終了したので、戦いのステージは見えない部分(業界が議員に働きかけるロビー活動など)に行きました。
私達は引き続き、この問題に注目し、真の改正につながる世論を形成していかなければなりません。

今後のスケジュール(ALIVEのHPより)

次回のパブコメが始まりましたらお知らせしますので、ご協力のほど宜しくお願い致します。

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