三重県亀山市のある自治会が決めた野良猫の捕獲。
「毒餌使用」の書き込みに、全国から数百件の抗議が寄せられ中止になりました。
昨日、その騒動の特集番組がありました。
TBSテレビ 報道特集
『“野良猫は捕獲するに限る”自治会の決断で論争』

ネット上では、たくさんの情報が飛び交いましたが、反対派か賛成派の意見でした。
今回、客観的な報道として全国ネットで取り上げられ、問題の本質が見えてきたように感じます。
騒動の発端となった自治会長も出てお話をされていました。(大変勇気のあることです。)
そこは新興住宅街でした。自治会には、猫の苦情が多いそうです。
平均年齢が60代後半で、のんびり暮らしたいのに、猫のせいでできない。
糞尿が臭くて窓も開けられないとか、
猫のちょっとした音でも目が覚めてしまうとか、
苦情を切々と訴えていました。
え、その程度のことで猫を殺すんですか!?Σ(゚д゚;)と、一瞬、驚きましたが、そのまま放送したのは「少々身勝手な理由」と視聴者に印象づける意図があるようにも感じました。
その後、広い公園が出てきました。
映像には猫はいませんでしたが、20匹くらいいるそうです。
(おそらく夜に餌やりが来ると集まるのでしょう)
猫のせいで公園が使えなくなったとまで言うのですが、
う~~~ん、
東京では、ずっと小さい公園にそのぐらいの猫がひしめいています。
猫密度の高さや、糞尿の臭気や、猫害の度合いは、はるかに大きいです。
しかし、東京の動物愛護センターは自立した成猫の引き取りはしないので、東京の常識では、野良猫駆除はありえないことです。
東京の人が三重県の人より、忍耐力があるとか、良識的と言いたいのではありません。
ただ、行政は「猫駆除はしない」方針であること
猫より大きな環境ストレス(人口過密によるトラブル、公害・騒音など)にさらされていることが、両者をの対応を分ける要因ではないでしょうか。
いずれにせよ、この自治体は駆除ではなく、地域猫活動を進めるそうです。
役所も今後は、野良猫の不妊・去勢手術に助成金をつけることを検討していくと回答していました。
今回の騒動をきっかけとして、三重県がよりよい方向に前進することを期待します。
____
地元のボランティアも出てきました。
自治会あげての捕獲が始まる前に、自分達で沢山の猫を保護したこと、不妊・去勢手術を自己負担で進めていること、ボランティア活動で数百万円も持ち出していて限界だと話をされていました。
TVのまとめでは、
加害者の人達(猫を捨てる人、不妊・去勢手術もせず放し飼いする人など)、
被害者と主張する住民、
そのどちらでもない少数のボランティアが必死に対策をしていることに無理があると指摘していました。
その他にも三重県の保健所が無責任な飼い主に代わり動物を処分することの辛さを語ったり
引き取り有料化などで殺処分数削減に成功した島根県の例が出てきました。
東京の多摩川でボランティア活動を続ける小西夫妻のコメント、
「最終的には、人間の心の問題だ」はぐさりと来ました。
猫は邪魔だから殺せばいい、とは、短絡で恐ろしい考え方です。
知恵と良心のある人間ならば、もっと別の方法で問題を克服できるはずです。
飼い主のいない猫のために、ポチしてくださるとうれしいです。
今日は何位かな?(^-^)/
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「毒餌使用」の書き込みに、全国から数百件の抗議が寄せられ中止になりました。
昨日、その騒動の特集番組がありました。
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『“野良猫は捕獲するに限る”自治会の決断で論争』

ネット上では、たくさんの情報が飛び交いましたが、反対派か賛成派の意見でした。
今回、客観的な報道として全国ネットで取り上げられ、問題の本質が見えてきたように感じます。
騒動の発端となった自治会長も出てお話をされていました。(大変勇気のあることです。)
そこは新興住宅街でした。自治会には、猫の苦情が多いそうです。
平均年齢が60代後半で、のんびり暮らしたいのに、猫のせいでできない。
糞尿が臭くて窓も開けられないとか、
猫のちょっとした音でも目が覚めてしまうとか、
苦情を切々と訴えていました。
え、その程度のことで猫を殺すんですか!?Σ(゚д゚;)と、一瞬、驚きましたが、そのまま放送したのは「少々身勝手な理由」と視聴者に印象づける意図があるようにも感じました。
その後、広い公園が出てきました。
映像には猫はいませんでしたが、20匹くらいいるそうです。
(おそらく夜に餌やりが来ると集まるのでしょう)
猫のせいで公園が使えなくなったとまで言うのですが、
う~~~ん、
東京では、ずっと小さい公園にそのぐらいの猫がひしめいています。
猫密度の高さや、糞尿の臭気や、猫害の度合いは、はるかに大きいです。
しかし、東京の動物愛護センターは自立した成猫の引き取りはしないので、東京の常識では、野良猫駆除はありえないことです。
東京の人が三重県の人より、忍耐力があるとか、良識的と言いたいのではありません。
ただ、行政は「猫駆除はしない」方針であること
猫より大きな環境ストレス(人口過密によるトラブル、公害・騒音など)にさらされていることが、両者をの対応を分ける要因ではないでしょうか。
いずれにせよ、この自治体は駆除ではなく、地域猫活動を進めるそうです。
役所も今後は、野良猫の不妊・去勢手術に助成金をつけることを検討していくと回答していました。
今回の騒動をきっかけとして、三重県がよりよい方向に前進することを期待します。
____
地元のボランティアも出てきました。
自治会あげての捕獲が始まる前に、自分達で沢山の猫を保護したこと、不妊・去勢手術を自己負担で進めていること、ボランティア活動で数百万円も持ち出していて限界だと話をされていました。
TVのまとめでは、
加害者の人達(猫を捨てる人、不妊・去勢手術もせず放し飼いする人など)、
被害者と主張する住民、
そのどちらでもない少数のボランティアが必死に対策をしていることに無理があると指摘していました。
その他にも三重県の保健所が無責任な飼い主に代わり動物を処分することの辛さを語ったり
引き取り有料化などで殺処分数削減に成功した島根県の例が出てきました。
東京の多摩川でボランティア活動を続ける小西夫妻のコメント、
「最終的には、人間の心の問題だ」はぐさりと来ました。
猫は邪魔だから殺せばいい、とは、短絡で恐ろしい考え方です。
知恵と良心のある人間ならば、もっと別の方法で問題を克服できるはずです。
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今日は何位かな?(^-^)/
