10年以上、高齢者が餌やりしていた場所があります。

置き餌なので、常に周辺から猫が集まります。
不妊・去勢手術はしないので、集まった猫が交尾し、どんどん繁殖しました。

狭い路地裏で十数匹。限られた敷地に糞尿されるので、近隣の苦情になりました。
周囲の人達は、餌やりをやめさせようと説得しましたが聞き入れません。

住民は、水をかけたり、棒で叩いたりして猫を追い払おうとしました。
しかし、置き餌があるので、猫は戻ってきてしまいます。

そして、餌やりをしていた方が施設に入ることになり、ある日突然餌やりがストップしました。
テリトリーの広いオスは別の餌場に移動しましたが、子供の頃からその高齢者に面倒を見てもらっていた猫達はお腹を空かせて待ち続け、ガリガリに痩せ細ってしまいました。

ねりまねこ・地域猫

こういうケースは、どこにでもある話でしょう。

もし、この餌やりさんが、不妊・去勢手術を行い、決まった時間に給餌したなら、それほど繁殖せず、頭数は許容範囲内だったでしょう。
そうしてエチケットマナーを守れば、周囲から反感を買うこともなく、残った人達が、餌やりを引き継いでくれたかもしれません。

猫を守るために、かたくなになり、周囲の人と対立してしまう方は少なくありません。
しかし、本当に猫を守りたいなら、周囲の人とは、良好な関係を保った方が絶対に得です。

その地域で、猫がどう思われるかは、面倒を見る方の人柄に左右される部分が少なくないからです。

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