私達はこの半年間、毎日給餌をしていますが、住民から文句を言われたことは一度もありません。
それは、私達が公認ボランティアとして、周辺環境の改善のために、猫の不妊・去勢手術を、自分の時間と労力とお金を使い行っていることを、町内会・交番・近隣住民に報告済だからでしょう。

ルールに従い、責任ある態度をとれば、文句を言う人は少ないし、万が一何か言われても、釈明することができます。


ねりまねこ・地域猫

恐らく今の東京のルールでは、「餌やりをするなら、不妊・去勢手術(TNR)もしなさい、糞尿掃除もしなさい」で、逆に言えばTNRと清掃しない人は餌やりをしてはいけません」なのでしょう。

正論です。ごもっともです。しかしながら・・・

私はボランティア歴半年で、責任ある模範的なボランティアより、フツーの人の感覚に近いので、少し別の考えです。

例えば練馬の餌やりさん達に配布しているチラシには、下記のご協力をお願いしています。
1、了解を得た場所で行う
2、決まった時間に適切な量を与え、置き餌禁止
3、糞尿の掃除
4、不妊・去勢手術

これらをすべて遂行できたら、もはや一餌やりではなく、立派なボランティアです。そんなにハードルを高くしたら、猫に餌をやる資格のある人は、餌やりの10人に一人もいないでしょう。

不妊・去勢手術をしない餌やりさんを排除して、責任感のあるボランティア一人が代わりにやるのは、行政や地域住民にとっては安心でしょう。

でも、それでは、ボランティア個人の負担が大きすぎです。
地域の猫なのに、なぜたった一人のボランティアで、何から何まで全部やらなければいけないのでしょう。こんなに責任が重いとボランティアのなり手がいなくなってしまいます。

全てのルールを守る餌やりは理想ですが、住民の間で合意があれば、分かち合う方が現実的な気がします。
先の練馬ルールでいえば、
1、ルールを守って給餌する餌やり
2、糞尿の始末をする地域住民
3、不妊・去勢手術を行うボランティア

というような感じです。


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