三毛猫のほほん日記

三毛猫のほほん日記

20代半ばの元ソープ嬢です
仕事は好きでしたが何度もトラブルを起こしていました

ドキドキ
キラキラ魔法使いドキドキ

もう多分



一生会う事はないだろう




そう思っていた




なんとその人に




会ってきた





本気で好きになったひと




相手は女の人だ




ちなみに




マリアさんではない

 




その人とは




風俗のお店で知り合った




その人は私より前から




お店にいた




その人から私は



告白された




生まれてはじめて




女の人から告白された



その日以来




私の価値観が変わった気がする



その人とは



およそ2年間付き合った





何があったわけじゃない



毎日電話したり


LINEしたり


そして1週間に1回会って



ご飯を食べたりしただけだ



でもただただ幸せを感じた




その人とは



運命を感じた




風俗経験が長かったその人



けっこう埼玉では有名な



風俗嬢だった




結婚は男性としていた




子供もいたのも知っていた




でもその後



シングルマザーになった




その人は私に言った



「ずっと一緒にいようね」



私はとにかく幸せを感じた



たくさん嬉しい言葉をくれたその人



およそ2年間



ずっと一緒だった




でもある日




突然その人からの



連絡が途絶えてしまった



信じていたのに



その人は



突然私の前から姿を消した




その後色々あって




連絡だけは取れるようになった




でもまさか




その人と会える日が来るなんて




夢にも思っていなかった





私はその人の住んでいる




⚪︎⚪︎という町まで




車で2時間かけて行った




待ち合わせは〇〇駅にした




駅に着くと




その人が立っていた




私はすぐに



その人だとわかった




その人も私に気づいた




笑顔で手を振った




その人が私の車に乗り込んできた





なんだか不思議だった




昨日会ったような気がしたからだ



時間の経過を感じなかった




その人は色々話しかけてきた




「今どうしてるの?」




「いま?」




「うん」




「教習所の勉強をしてるよ」




「そうなんだ」



今度は私がその人に聞いた




「どこのデリでやってるの?」




するとその人は言った




「今はやってないよ」




「じゃあ今何やってるの?」




その人は言った




「今まで飲食やってたのね」



「うん」



「でも最近は役所関係だよ」




「えっ、役所??」




私は聞き返した




「うん、役所関係」




「すごいね」




「覚える事が多くて大変だよ」




「頑張ってるんだね」




その人は前と



全く変わっていない気がした



仕事と



私への気持ち




それだけが変わったんだと思った




車で近所にある




アウトレットへ行った




そしてアウトレット内にある



スタバに入った



その人は




ホットコーヒーのブラックを注文していた




前もホットコーヒーのブラックだった




私より大人って感じがした



その人は子供の話しを



いっぱいしてくれた



子供はもうだいぶ大きくなったらしい




「子供が恋人なんだ」



その人はそう言うと



嬉しそうに微笑んだ




前も確か同じ事を言っていた気がする




話していて思った




(なんだかあの日に戻ったみたいだ)



不思議な感覚だった




気がつくと



外が暗くなっていた



夕食がまだだったので




軽く2人で食べた



時間が経つのがあっという間だった




帰りは大雨になった



私はその人に



「濡れちゃうから家の前まで送るよ?」



そう言った



だけどその人は言った



「いや駅で大丈夫だよ」



「うん、わかった」



家の近くは来て欲しくないんだろう



そう思った




駅までその人をおくって



また2時間走って



家に着いた




少し疲れたけど




(会えてよかった)



ほんとにそう思えた




私の中では



(今日は節目の日になるかもしれない)



そう思った




私はこれまで何年も



その人の事が忘れられなかった




ある意味トラウマだった




でももう大丈夫かもしれない




あの時は辛かったけど




あの事があったから



今がある



(全ての事は無駄にはならない)



そう思えている



今日も読んでくれてありがとうございます



ではまたねニヤリ


にゃんにゃルンルン