練馬区内で最も東に位置する公立中学校である旭丘中学校(読方=あさひがおか)。略称は旭中(読方=あさちゅう)と呼ばれている。
先生という職業は、なぜ特色のあるクセの強い方たちが多いのだろうか?
急に思い出したので、担任の先生以外のクセ強先生番外編を紹介したい!この先生は本当にクセが強かった!
背が高く昭和の頃によくいた牛乳瓶の底のような眼鏡をかけ、いつも酔ってるのかな?というぐらい赤ら顔の先生だ。昭和の映画監督である大島 渚(読方=おおしま なぎさ)監督に似ていたような気がする。
確か学年主任の先生で、高齢なので、1年生の末で定年退職されたと記憶している。
この頃私はちょうど洋楽に目覚め、ビートルズから始まり、カルチャークラブ、ワム!など聞き始めていた。当時大人気であった洋楽を紹介する番組である小林克也(読方=こばやし かつや)さんのベストヒットUSAもよく見ていた。
なので、自然と英語の言い回し、発音など日本語にはない音が耳に飛び込んで来ていた時期で、敏感だった時期なのである。
△正門横から見た体育館の風景
英語の先生だったのだが、いつもテープを流しながら授業をしていた。ガチャガチャ巻き戻していたので、オープンリールだったような気がする。当時でもレアで骨董品だったと思う。現代の子たちには到底わからない光景であろうが、確かこんなスタイルで授業をやっていた。
先生はメチャクチャ発音が良い。ある授業の出来事である。「an old guitar」を発音したのだが「アンノールドギターだね!」と発音したのだ!文字だと表現しづらいが、平坦に発音したのではなく、オールド(ノールド)の所で抑揚がある漫談口調のイメージだ。
心の中で「それは日本語だろ?」とか「嘘つけ!そんな発音あるかいな!」と心の中で叫んでしまった気がする。なので、今でも「an old guitar」という単語と先生がリンクしているから笑える!
そう皆さんお察しのとおり、超絶日本語英語なのである。カタカナ英語なのである。もう少し発音の勉強してもよかったのでは?と思うかもしれないが、これが先生のスタイルなのだ。
△北校舎の最後の姿
急に思い出したが、令和の時代にやったらとんでもないことになるかもしれない出来事を紹介しよう!
宿題を忘れるとやらされる儀式だ。
まずは先生が黒板に虹のように白、黄色、赤、緑の少し太いチョークの線(幅1センチくらい)を描く。次に宿題を忘れた生徒が黒板に自分の頬を当て、そのチョークが顔に写るように自分の頬を横にずらしていく。ひどい時は両頬っていうのもあった。見事に頬にチョークの線が写ったら生徒側へ向き、右手を挙げる。
「宿題を忘れません!インディアン嘘つかない!」と宣言するのである。
どうでしょう?今では考えられないでしょ?まずそのような行為を生徒にやらせることがバツ!次にインディアンという言葉は今ではネイティブ・アメリカンといわれている。差別用語にあたるのでバツ!
ちなみに私は姉がいたので、事前情報として知っていたので、しっかりと回避していた!なのでこの儀式を一度も経験していない!