東宮殿下御渡欧記念碑(富任八幡宮) | ねりえ日和

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本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に

 

富任八幡宮です。

創建時期は不明ですが、大正2年(1913年)には

蒲生八幡宮が合祀されています。

 

八幡宮の南方には、「三太屋敷跡」と呼ばれる遺跡があり、

鎌倉時代に長門守護代を務めた三井氏の屋敷

「長門 三井館」あった場所と言われています。

1252年に三井資平が築き、その一族が住んでいました。

しかし、1276年、元寇への対応のために

執権・北条時宗の弟・宗頼が長門守護となり、

長門探題が設置された頃、

三井氏は、現在の下関市豊浦町室津へと移っていきました。

そのため、宗頼は三井館を居館とし、

長門探題を置いたとも考えられています。

 

 

八幡宮境内の、階段上って右手に建てられている

「東宮殿下御渡欧記念碑」です。

大正10年(1921年)に建てられたものです。

 

当時の皇太子であった、後の昭和天皇は、

同年に半年間かけて欧州を訪問しました。

皇太子の欧州訪問は初めてのことで、

渡欧前には反対運動も起こったそうです。

 

碑は、皇太子の帰国時に、それを祝して建てられました。

 

場所は↓こちらです。