国道2号厚狭・埴生バイパス沿いにある
「王喜傍示古墳広場」です。
下関市から山陽小野田市に入るすぐ前にあります。
「傍示」というのは当地の地名ですが、「境界」を表すそうです。
現在でも下関市と山陽小野田市の境に当たりますが、
元々松屋村と埴生村の境だったはずなので、
このような地名になったのでしょう。
この辺りには「傍示古墳群」という古墳群があり、
以前は1号墳と2号墳しか確認されていませんでしたが、
バイパス敷設に伴う調査により、
平成16年(2004年)に更に5基の古墳が発見されました。
この広場には、3号墳、4号墳、5号墳が移築されています。
いずれも、6世紀後半に造られたものだそうです。
3号墳
背後の丘に1号墳・2号墳があるそうです。
4号墳
5号墳
いずれも円墳で、大きさは4号墳、5号墳、3号墳の順。
現在は、3号墳、4号墳、5号墳の順に
北西から南東にかけて並んでいますが、
発掘時は、北から南にかけて並んでいました。
場所は↓こちらです。