下関市吉見にある龍王神社です。
背後は竜王山です。
非常に景観が美しい神社だと思います。
近くにある御旅所(?)からの景観も見事です。
なお、御旅所の奥、北側に見える山は竜王山ではありません。
山の名前は確認できておりません。
さて、龍王神社は、大正6年(1917年)に、
乳母屋(ちもや)神社に大綿津見神社を合祀して誕生しました。
乳母屋神社は、第8代孝元天皇の時代に創建され、
第27代安閑天皇32年に現在地に社殿が設けられた
……そうなのですが、安閑天皇の在位期間は4年と言われています。
まあ、いずれにせよ、安閑天皇の時代ということは、
6世紀前半に現在地に遷座したということになります。
長門国の三宮として崇敬されたと言われています
(もっとも、長門国三宮の神社については諸説あります。)。
一方、大綿津見神社は、第12代景行天皇の時代に
竜王山に大綿津見神を祀ったことにより創建。
神功皇后が三韓征伐の際に竜王山に登り、
大綿津見神に祈ったと言われています。
また、山中のクスノキで軍船を造ったとも伝えられています。
いずれの神社も、神話の時代に遡る歴史ある神社です。
境内にある碑です。
はっきり確認できなかったのですが、
「合祀記念」と記されていると思われます。
場所はこちらです。




