しものせき海峡まつり 先帝祭2019 1 | ねりえ日和

ねりえ日和

本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に

毎年ゴールデンウィークに下関市で開催される

「しものせき海峡まつり」。

その中で催されている「先帝祭」は、赤間神宮の神事です。

 

 

赤間神宮は、壇之浦の戦いで海中に身を投じた

安徳天皇を祀っており、

祖母・二位尼(二位の尼)の「海の中にも都がある」との願いを反映し

竜宮造りとされたと言われています。

 

壇之浦の戦いの後、生きながらえた平家の女官達は、

遊女に身を落としたと伝えられています。

彼女たちが安徳天皇の命日に墓参をする様子が、

現在も、「先帝祭上臈参拝・上臈道中」として受け継がれています。

 

 

「関の先帝 小倉の祇園 雨が降らねば 金が降る」

 

昔から、下関の先帝祭と、対岸・北九州の小倉祇園太鼓は

雨に見舞われることが多いと言われています。

 

しかし、今年は晴天!

 

 

さて、先帝祭では、赤間神宮境内に設けられた

「天橋」と呼ばれる橋の上を一行が通ります。

天橋の下からは、無料で上臈参拝の様子を見ることができます。

しかし、一昨年に訪問した時ももそうでしたが、

人が多くて押し合いになってしまいます。

 

そこで、今年は、拝観料500円をお納めして、

拝殿近くに行ってみました。

途中で太夫が披露する「外八文字」という独特の足さばきを

見ることができるチャンスは少なくなりますが、

無料エリアよりも落ち着いて見ることができます。

 

 

 

下関伝統の平家太鼓。

 

 

 

 

詩武道。

 

 

 

 

振袖太夫(一番太夫)さんです。

 

3年前にも振袖太夫役を務めたそうですが、

その時は雨天で、外での行事ができなかったそうです。

今回は晴天での太夫役となりました。

 

 

 

 

二番太夫さんです。

 

 

 

太夫は、1人ずつ拝殿の中で参拝を行います。

拝殿前で、1つ前に参拝を終えた太夫とすれ違います。

 

 

赤間神宮の場所はこちらです。

 

 

次回へ続きます。