亀山八幡宮の境内に建てられている
「基本財産醵出芳名碑」です。
「拠出」を本来「醵出」と書くというのは、初めて知りました。
建立年が分からないのですが、
名簿の名前から推測するに、
明治時代に建てられたものではないかと思われます。
ちなみに、碑の向かって右隣に石段があります。
その玉垣には、「大坂屋〇〇」という感じで
複数の女性の名前が記されておりますが、
中でも、石段を登ったところには「大坂屋玉紫」と刻まれています。
亀山八幡宮の近くには、江戸時代、
全国的に有名な遊郭・稲荷町がありました。
その中でも最大の遊郭だったのが大坂屋で、
玉紫はそこで人気の女郎でした。
信仰心があつく、亀山八幡宮に多額の寄進をしたようです。
碑の場所はこちらです。