奉献 御大典記念 井戸電灯寄附芳名碑、神殿屋根銅板葺替寄附者芳名録 | ねりえ日和

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本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に

 

以前ご紹介した「永富独嘯庵先生顕彰碑」の近く。

下関市王司にある宇部八幡神社です。

 

宇部八幡神社は、866年に創建されました。

大分の宇佐神宮から勧請したそうです。

明治7年(1874年)に長府・忌宮神社の末社となっています。

以前は「宇部八幡宮」と称されていたそうですが、

昭和19年(1944年)に「宇部八幡神社」と改称されました。

 

 

「宇部」というのはこの辺りの古くからの地名で、

宇部市とは全く別の場所です。

 

 

 

拝殿向かって左側に、同じような碑が2基並んでいます。

 

 

 

 

順に「奉献 御大典記念 井戸電灯寄附芳名碑」と

「神殿屋根銅板葺替寄附者芳名録」と記されています。

 

前者の碑は、昭和天皇の御大典を記念したものだと推測して、

昭和3年(1928年)の建立ではないかと思われます。

 

後者の碑は建立時期が不明ですが、

前者の碑で一番高額な寄附額が30円なのに対し、

後者の碑で一番高額な寄附額は110円なので、

もう少し後の時代のものなのかもしれません。

 

 

場所はこちらです。