赤間神宮の境内、手水舎の裏側に、大砲の弾があります。
背後に「日露戦役 旅順 白玉山砲台 戦利品」と記されています。
石の部分は、砲身の台座だったのではないかという
見解もあります。
日清・日露戦争の後、全国各地にはその戦利品が奉納されたり、
払い下げられたりしたそうです。
特に、日露戦争の後の明治39年(1906年)には、
陸軍だけで23,170もの神社等に砲弾が奉納等されたそうです。
白玉山は、中国の旅順港近くにある海抜約130mの山です。
元々は「西官山」という名でしたが、
旅順には別に「黄金山」があることから、
かの李鴻章の発案で、「白玉山」という名になりました。
山頂には「白玉山塔」と呼ばれる塔があります。
明治42年(1909年)、東郷平八郎と乃木希典の発案で、
戦死者を追悼するために建立されたものです。
碑の場所はこちらです。