JR下関駅から国道191号を北上。
中国電力下関営業所の前に、
「白石正一郎宅跡」と記された碑と
「高杉晋作奇兵隊結成の地」と記された碑が
隣り合って建てられています。
勤皇商人・白石正一郎は、
下関で回船業・小倉屋を営んでいた豪商です。
高杉晋作らを物心両面で支え、
1863年には、この地にあった白石邸にて
奇兵隊が結成されました。
正一郎自身も入隊しています
(こちらもご参照ください。)。
白石邸には多くの志士たちが訪れており、
その数は約400人にも及ぶそうです。
その中には、西郷隆盛、大久保利通、
木戸孝允、坂本龍馬らの名前もあり、
中山忠光、そして、三条実美ら七卿(のうちの6人)も
白石邸を訪れています。
七卿うち、錦小路頼徳は、白石邸で没したそうですので、
この地で亡くなったと思われます。
また、この碑がある場所の辺りには、白石邸の浜門がありました。
現在は埋め立てられておりますが、
その浜門は海に面しており、
多くの志士たちが、船で白石邸に出入りしたのだそうです。
場所はこちらです。