立石大神由来記 | ねりえ日和

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本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に

国道9号沿い、関門橋の下付近に

立石稲荷という神社があります。

源平合戦の頃、平家一門が京都から逃げる際に、

伏見稲荷の分霊を祀ったものだと言われています。


1184年、屋島の戦いで敗走してきた平家の軍船が、

平知盛の軍勢と合流するために彦島を目指しましたが、

この付近で軍船が難破して沈没。

神霊はその際、この地に留まり、

その後は、赤間関(下関)の港を守護。

海難事故を防いできたと言われています。



この神社、前々から訪れてみたいと思っておりました。

なぜなら……



この立地!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ


正面からでは分かりにくいかもしれませんが、

国道のすぐ横の法面、というか崖の中に、

埋もれるように存在するのです。


歩道は神社の反対側、海沿いにしかないので、

神社の目の前の信号と横断歩道は、

この神社を参拝するためだけにあると言っても

過言ではありません。



それでは、鳥居をくぐってみましょう(^O^)/



階段は結構急です。

その階段を上り……




拝殿へ。




関門海峡はこのように見えます。




階段を見下ろしてみると、やはり急です(;^_^A



で、この神社の由来が書かれた「立石大神由来記」が

石造りで建てられています。




昭和12年(1937年)に神社を改築した時に

建てられたのではないかということです。



場所はこちら です。