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MIYUKI&KAMIOのつぶやきと陶芸のブログ

陶芸家の夫である尾形香三夫は、2022年に他界しましたが、タイトルをそのままにして、今後も夫婦の思い出を交えて、書いていきたいと思います。

秋も深まってきました。

この時期になると、冬支度が気になりだしますが、このコラボレーションが終わるまで、それ以外の事に気持ちがなかなか集中出来ません。

 

DMにも書かせてもらったのですが、今年の8月に、江別市セラミックアートセンターでの「尾形香三夫追悼展」が終わって、ホッとしていた時に、さいとうギャラリー(札幌)から電話が掛かってきました。

(さいとうギャラリーは夫が毎年秋に個展を行っていた所です)

 

「実は急に11月にB室にキャンセルが出てしまいました。追悼展が終わったばかりで大変だとは思いますが、、、」

 

 

9月初めに私は風邪を少しこじらせてしまって、ようやく回復をしたばかりという、つまり病あがりの時にこの電話をもらったのでした。

 

キャンセルと聞いた時点では、とても出来る状態ではない、即刻断らなければ、と思いながら聞いていました。

 

が、が、が、何という事でしょう、同じ日の隣のA室では、佐藤武氏の絵画展だというではありませんか!

 

佐藤氏と夫の関係を知っているギャラリーのスタッフは、先ずいの一番に私に電話をくれた事は間違いありません。

 

電話の後で直ぐに佐藤氏に電話を入れ相談しました。

 

「自分も一緒に出来たら嬉しいし、ご主人も喜ぶんじゃないの」

 

という返事に、「尾形香三夫作陶展と佐藤武展ーうつろな朝ー」を同時開催、という形でやる事に決めました。

 

夫は、佐藤氏と知り合う前から彼の絵のファンでした。

 

最初に言葉を交わしたのは、確か時計台ギャラリー(現在はありません)で佐藤氏が個展を開いている時だったと思います。

 

お互い知り合ってからは、意気投合し、あれよあれよという間に仲が良くなり、お互いのアトリエを行ったり来たりして、お酒を酌み交わす仲となりました。

 

そしていつしか、二人展(厚田のギャラリーチニタにて)を開催する間柄となっていったのです。

 

日頃忙しかった夫は、気軽に付き合える友人というものが余りいませんでした。

 

だから夫にとって、同じような立場で話が出来る佐藤氏はとても大切な存在だったと思います。
 

あるあるの話かもしれませんが、佐藤氏と夫はまるでタイプが違っていました。
佐藤氏は絵ばかりではなく、詩も書き、写真も撮り、陶芸もやり、自分の絵の額縁さえも自分で作ってしまうような器用な人です。話をしていても面白い人です。

 

でも夫はというと、家の事も含め、出来る事はほんの少し。彼と会ったからといって何かを喋るという事も少なく、彼の面白い話をうんうんと聞いているだけ。

 

でも、お互いなにか気持ちが通じ合っていたんでしょうね。

 

 

夫が亡くなる数週間前、誰にも会わないと言っていたのですが、佐藤氏だけには会いました。

 

今回さいとうギャラリーに生じたキャンセルは、ふいに空から降ってきた奇跡のようなチャンスを、私に与えてくれたのだと思えてきました。

 

夫が一番やりたいと思っているはずの、佐藤武氏との二度目のコラボレーションを、なんとか成功させたいと思っています。

 

2025.11.11.(火)→16日(日)
さいとうギャラリー
札幌市中央区南1西3 ラ・ガレリア5F
℡  011-222-3698

 

展示予定の作品 (展示販売を行います)